福岡大学では、福岡市立高等学校(福翔、福岡女子、博多工業、福岡西陵高等学校)と高校・大学間の教育活動および教育に係わる研究や問題について連携・協力し、それぞれの教育の充実・発展を図ることを目的に連携協定を結んでいます。
その取り組みの一環で、7月8日(土)、本学で高大連携プログラム「大学で学ぶということ」を開催し、3校(福岡女子、博多工業、福岡西陵高等学校)から1・2年生28人が参加しました。


本プログラムは、大学進学の当たり前を問い、大学における学びのイメージを掴んでもらうことで、進路を考えるきっかけとしてもらうこと等を目的に開催しているものです。
当日は、人文学部・佐藤仁教授が「大学の学びを考えよう」と題し、大学と高等学校の違いを考え、大学での学びが将来どのようにつながるのか等の講義を行いました。
講義後は、SDGs17の目標項目と福岡大学の取り組みについてのグループワークを行いました。グループワークは各高校ごとに3~5人のグループを編成し、本学学生が「学生サポーター」として参加し、サポートしました。


本プログラムへの参加者からは、次のような感想が寄せられました。
「福岡大学のさまざまな活動をSDGsの観点から調べて分析した結果、17の目標一つ一つにそれぞれの学部の学生が深い内容まで研究していて、社会とのつながりがあることを感じた」。
「グループワークで、ただ調べて分かった内容を写すだけではなく、そもそも課題は何なのか、それに対する活動はできているのか、もっとできそうなことはないのか、ということを考え、膨らませていくことで意味を持つのではないかと思った。今日の講義を通して、大学は自分から動くということがとても重要だと分かった」。
「在学生がサポーターとして参加していることで、高校で調べるだけでは分からない福岡大学のことが聞けて良かった」。


高校生が調べた結果は、本プログラム関係者はもとより本学でも全学的に情報共有・公表することで、SDGsの理解を深め、今後の取り組みに生かしていく予定です。
なお、本プログラムは年間を通して企画しており、今後は模擬講義や学部訪問等を実施していきます。

