福岡大学スポーツ科学部では、学部2年次生を対象とした授業「ステップアップセミナー」を開講しています。本授業では、就職活動が本格化する前の段階から卒業後の自分について考え、早いうちから自身の将来を意識していくこと、また、本授業での学びを、普段の学生生活や競技力向上に生かしていくことを主な目的としています。
本授業では昨年度に続き、一般社団法人大学スポーツ協会(以下、UNIVAS)と連携したキャリア支援を行いました。UNIVASと正課教育で連携を行うのは全国でも初めての試みで、UNIVASのトップパートナーである株式会社マイナビのアスリートキャリア事業部とも連携していることが特徴です。
昨年度は、本取り組みが『UNIVAS AWARDS 2021-22』のマイナビ賞「キャリア支援に関する優秀取組賞」(運動部学生のキャリア支援における先進的な取組みを表彰)に選ばれました。
今回の授業は11月にスタート。12月にかけて3回のセミナーを実施し、アスリートとしても社会人としても必要な要素とされる「生き抜く力」「挑戦し続ける力」「セルフコントロール」をテーマに、学生はスマートフォンを用いたワークなどを行いながら、学びを深めました。
受講した学生からは、「短期的に考えるのではなく長期的な視点で見ることが大切だと感じた」「セルフコントロールの重要性を学んだ」「何事においてもまずは自分をもっと知るべきだと思った」など、今まで自分自身になかった視点を得る貴重な機会になったようです。
本学は今後も、UNIVASと連携した取り組みを行ってまいります。
スポーツ科学部の野口安忠准教授

講師を務めるマイナビの松岡氏(右)
講義の様子
スマートフォンを用いたワーク
講師からの質問に挙手
スマートフォンを用いたワークに取り組む学生
「セルフコントロール」をテーマに講義を行うマイナビの鍵氏
講義の様子
※一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS):
2019年3月に創立。大学スポーツの振興と参画人口拡大に向けた活動を行う。学生アスリートのデュアルキャリア形成支援事業をはじめ、大学スポーツの安全安心な環境の整備、ブランド価値向上およびD X推進等、数多くの事業を展開している。