合格率は10%前後、合格には極めて高度な会計知識が必要となる日商簿記検定1級に、福岡大学商学部会計専門職プログラムに所属する学生2人が合格しました。会計専門職プログラムでは、日商簿記検定1級以上の資格試験合格がプログラム修了要件となっています。
合格した2人に、普段の勉強のことや合格の秘訣・ポイント、今後の目標などについて話を聞きました。
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会計専門職プログラム(商学部個別ウェブサイト)
西田 真悠さん
〔商学部経営学科(会計専門職プログラム所属)4年次生〕
福岡県 久留米商業高校出身

・福岡大学に進学した理由
高校時代から会計の勉強をしていて、大学でもその知識をさらに深めたいと思い、専門的に学べる福岡大学商学部を選びました。
丁寧に分かりやすく教えてくださる先生方や、同じ目標を持って切磋琢磨できる友人のおかげで、楽しく学ぶことができています。
・日商簿記検定1級に合格するまで
高校で2級まで取得していましたが、1級の壁は想像以上に高く、4回目の挑戦でようやく合格できました。公認会計士を一番の目標にして勉強に取り組んでいたので、日商簿記の試験対策に集中して取り組んでいたわけではありませんが、会計専門職プログラムのカリキュラムで学ぶ中で徐々に力が付いたのだと思います。
・合格の秘訣やポイント
コロナ禍で大学に来ることができない時期が続き、挫折してしまいそうになったこともありました。対面授業が再開され、同じ会計専門職プログラムで学ぶ友人と教え合いながら勉強する中で、モチベーションが徐々に戻り、会計の勉強に集中して取り組むことができたと思います。自習には、よく本学図書館の電卓スペースを活用していました。
また、会計専門職プログラムでは、専門学校の対策講座を追加費用なしで受講できるので、そこでも実力アップにつながったと感じます。
・今後の目標
卒業後は、会計の知識を生かせる仕事に就く予定です。高校、大学で学んだことを糧に、活躍したいと思います。
大原 直也さん
〔商学部第二部商学科(会計専門職プログラム所属)3年次生〕
熊本県 小国高校出身

・福岡大学に進学した理由
高校は普通科で、会計の勉強を始めたのは大学に入ってからです。身近に経営者の方がいらっしゃった影響で、経営のことを論理的に見ることができれば面白いだろうなと思い、商学部に入ることを決めました。九州で最も活気のある福岡に出たいという気持ちもあり、福岡大学への進学を決めました。
・日商簿記検定1級に合格するまで
1年次の10月に会計専門職プログラムに入り、そこから本格的に勉強を始めました。最初に簿記の試験を受けたのは1年次の3月で、2級の試験でした。結果は不合格。その後も何度かチャレンジしたのですが、合格できないままでした。その後、2級の試験はネット受験で合格し、ほぼ同時期に受けた1級の試験(2回目)にも合格できました。最終的な目標は公認会計士試験に合格することなので、これからもより一層頑張っていきたいです。
・合格の秘訣やポイント
商学部の田坂公先生や井上修先生をはじめ、親身になって教えてくださる先生方のおかげだと思っています。いつも感謝しています。
また、会計の勉強を楽しんで取り組めているのもポイントの一つかもしれません。会計の勉強は奥が深くて、学んだことが色んな分野でリンクしてくるんです。そうした学びの面白さが、勉強のモチベーションにもつながっています。
・今後の目標
卒業後、公認会計士として活躍することを目指しています。その目標の達成まで、引き続き研鑽を積んでいきたいと思います。