FUKUDAism(フクダイズム)

  • facebook公式アカウント
  • twitter公式アカウント
  • Instagram公式アカウント
2025528
研究
産学官連携

農業用廃プラスチックをリサイクルする全国初の技術を確立しました

  • facebookでシェアする
  • twitterでシェアする
  • LINEでシェアする

福岡大学の八尾滋名誉教授は、環境・資源循環性に優れているとされているプラスチックの再生利用について、最先端の研究開発を行っています。

八尾名誉教授は、令和2年度から福岡県リサイクル総合研究事業化センターの支援のもと、株式会社成田美装センターや大牟田市との産学官連携プロジェクトに携わり、アスファルト舗装材料の性能評価(物性評価試験)を担当してきました。本学工学部社会デザイン工学科の佐藤研一教授と古賀千佳嗣助手も八尾名誉教授ともに本プロジェクトに参加しています。

農業用廃プラスチックをアスファルト舗装材料として実装し高性能化するため、実証試験を行い、新たなリサイクル技術を確立しました。

国内で年間約8.7万トン発生する農業用廃プラスチックのリサイクルは、洗浄のコストや焼却処理などが課題でした。しかし、この新技術により、従来のアスファルト舗装と比べて、耐久性指標が約2倍向上することが確認されました。また、焼却処理・洗浄工程が不要となったため、従来のリサイクルに比べ、コスト削減とCO2排出量削減が期待されます 。

【関連リンク】
 西日本新聞me:農業用廃プラを道路舗装材に再生 福岡県が新技術発表、26年度までの実用化目標

Rise with Us