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202346
教育
産学官連携

気候変動の課題解決に取り組む学生ワークショップを開催しました

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カーボンニュートラル学生ワークショップ実行委員会が主催する『気候変動の課題解決に取り組む学生ワークショップ』が、3月13日(月)から17日(金)まで東京大学駒場キャンパスなどで開催されました。

これは大学生・大学院生を対象にしたもので、「世界における日本の役割を踏まえ、気候変動問題をグローバルな視点で見られる学生の育成を行うこと」「気候変動を踏まえたあるべき社会の在り方について、具体的な論点をもとに議論し、解決策を提示すること」を目的として行われました福岡大学研究推進部の堀史郎元教授が、主催団体の代表世話人を務め、本学も共催しました。

30人の参加者〔本学からは5人(学部生4人、院生1人)〕は、大学混合の7つのチームに分かれて5日間のワークショップを行いました。

ワークショップでは、「カーボンニュートラルにおける日本の役割」を統一テーマとして、(1)技術の開発と普及(2)森林保全を考える(3)産業の移行(4)電力の需給について、外部講師の方のセミナーを受講したり、森林保全をテーマにブラジル政府とアマゾンの熱帯林問題についてオンラインで討論をしたり、実際に企業を見学しカーボンニュートラルの取り組みについての話を伺ったりしました。

最後には、ワークショップで得た知識をもとにグループディスカッションで意見をまとめ、気候変動に対する課題解決に向けたさまざまなアイデアを発表し、最優秀賞を決定しました。

外部講師のセミナー

ブラジル政府とオンライン討論

グループディスカッション

発表の様子

最優秀賞に選ばれたチームは、脱炭素に向けた電気自動車の活用」をテーマに課題点である「再エネルギーの余剰電力が発生、需要と供給のアンバランス」について、「コミュニテイ×EV車×再エネルギーの組み合わせで、自動車の新たな可能性を開く」という提案を行いました。

参加した本学工学部化学システム工学科の学生は、「ワークショップに参加して、さまざまな分野の企業・大学の教職員の皆さまから知見を得ることができました。そのうえで、カーボンニュートラルを実行するためには、今ある現状をどのように変えていくかということを考えなければならないと強く思うようになりました。単にカーボンニュートラルと言ってもさまざまな側面があり、一様に考えることは非常に難しいと感じています。いろいろな分野の方々と連携しながら進めていくことが大切だと実感しましたので、そのためにも、私はまず、専攻分野の化学工学で貢献できるように日々頑張りたいと思います」と話します。


参加者・関係者との集合写真