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202347
教育
産学官連携

「九州ミライブ2023」決勝プレゼン大会を開催~九州の学生が九州の課題に挑戦~

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「九州ミライブ2023」(株式会社九州博報堂主催)決勝プレゼンが、福岡大学で開催されました。

これは、九州各地の大学教員の協力によって運営される、大学生のための九州未来創造型アイデアコンテストです。

本学商学部経営学科で開講している「経営基礎ゼミナールⅠ」では、「価値の発見」や「価値の具現化」に関するイントロダクションとして、九州博報堂のクリエイターの方にゲストスピーカーとして登壇していただいています。

九州の地域の課題や未来に貢献したい九州博報堂と九州の将来を形作る人材育成などに力を入れている本学部の意向が一致していることから、今回、商学部が本コンテストに協力することになりました。

2023年コンテストのテーマは「九州の未来をもっとよくするアイデア」。地域や人々の困りごとや課題を捉え直し、小さくても豊かさや幸せに繋がっていくというアイデアが募集されました。

コンテストには、九州の各大学(九州大学、長崎総合科学大学、熊本県立大学など)から13チーム(30人)が応募しました。2022年12月から1月にかけて、九州博報堂が課題発見の仕方や解決方法などのレクチャーを行い、それを受けて各チームがさまざまなアイデアを出し合いました。一次プレゼン後からは、九州博報堂の社員がメンターとして各チームのサポートを行い、アイデアのブラッシュアップを図りました。

決勝プレゼン当日は、4ブロックに分かれて二次プレゼン・審査を行われたのち、決勝プレゼンに進出するチームを選出しました。審査の結果、最優秀賞(グランプリ)は九州大学2人×立教大学1人×立命館大学1人の4人チームに決まりました。

決勝プレゼンの様子

全員で記念写真

参加者からは、

『参加当初は「どんな面白いアイデアを思いつくか」「新規的なビジネスを提案できるか」ばかりに目がいってしまっていました。しかし、現状に目を向けるうちに生まれ育ってきた「九州」という故郷について、もう充分知った気になっていた自分の知見がまだまだ浅はかなものであったことを思い知ることができました。一次プレゼンを経た頃からは、九州に残された課題を知ることも新たな「九州ならでは」を見つけ出すことも本当に興味深く楽しく取り組むようになりました』

『「九州の知識」はもちろん「実現の範囲内で最大限創造的なアイデアを生み出す難しさと楽しさ」「年齢も境遇も全く違う人とチームを組んでチャレンジする時に大切にすべきこと」など言葉では書き表しきれないほどの沢山の貴重な経験、学びを得ることができた数カ月でした』

『この数カ月間「世の中を変えたい」「九州でやりたい」という今までには感じたことがないほどの自分たちの情熱を審査員の皆さんをはじめ、会場の皆さんにお伝えできたことは本当に嬉しく思います』等の声が寄せられました。

藤野准教授は、「本コンテストの特徴は、九州博報堂から直接レクチャーを受けられるという点です。今年度も開催予定で、高校生の部も作る予定です。本コンテストをさらに盛り上げ、九州を元気にする若い世代の人材育成につなげていきたいです」と話します。