マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)は、Word・Excel・PowerPointなどの利用スキルを証明する資格で、「MOS世界学生大会」が毎年開催されています。2024年度は、日本全国より延べ1万3,000人を超える学生が日本代表の座を目指してエントリーし、1次選考の結果、各アプリケーション部門20人の入賞者を選出、計60人が発表されました。
福岡大学からは法学部の岡本京子さん(法学部法律学科4年次生)が、Excel部門で見事入賞しました。
1次選考各部門の成績上位者に対して2次選考を行い、日本代表が決まる本大会。岡本さんは、残念ながら日本代表の座は逃してしまいましたが、MOSの魅力などについて話を聞きました。
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なぜMOSを学ぼうと思いましたか。
塾のアルバイトで、Excelを使って入力することがありました。その際とても時間がかかってしまったので、もっと効率的に行うためにMOSを学び始めました。また、高校時代は部活に打ち込んでいたのですが、最後の大会がコロナウイルスの影響で無くなってしまい、不完全燃焼で終わってしまいました。もう一度高い目標に向けて取り組む楽しさと達成感を味わいたくて、世界大会を目指すことを決めました。 -
MOSの世界大会はどういう大会ですか。
日本代表選考については、MOSの資格を取った際の点数とタイムで上位20人が選ばれます。その後、小論文等の書類審査と面接があり、日本代表が1人選ばれます。世界大会については、100分の試験時間で、知識・アプリケーションスキル・創造性が求められる専用試験を受けます。去年の優勝者によると、世界大会は日本代表選考会とは異なり、Excelの知識だけではなく、統計学や数学などの関数、使用場面、データ分析の手法や自動化の方法、VBAやマクロなどを用いるようです。さまざまな問題を想定し、解答のスピードはもちろん、圧倒的な知識量と応用方法、柔軟かつクリエイティブな思考を生かし、どんな問題にも対応できるようにしておく必要があるようです。 -
MOSのここが面白い!などはありますか。
できることが増えていくところが面白いです。勉強していく中で自分が今まで使っていた機能はごく一部でしかなかったのだということを痛感しました。 -
学ぶ上で特に苦労したことはありますか。
タイムを縮めることです。正確に何かを行うことは得意だったので、満点を取れる自信はありました。しかし、入賞するには、ただ満点を取るだけでなく、早く解く必要があります。早く解こうとするとミスをしてしまうので、とても難しかったです。 -
入賞した時の気持ちを教えてください。
大変驚きました。元々パソコンが苦手で、資格を取れたことでさえ奇跡だと思っていたのに、入賞までできるとは思っていませんでした。ただ、ExcelだけでなくWord・PowerPointにもエントリーしていて、3冠を目標にしていたので、嬉しいと同時に悔しい気持ちもあります。この世界大会は学生しかエントリーできず、4年次生の私はリベンジすることができません。その点は心残りです。 -
今回の受賞をこれからどう生かしていきたいですか。
来年、社会人になります。仕事を行う上でパソコンスキルは必須になるので、学んだことをしっかり仕事で生かせるように、今後もスキルアップを目指して勉強します。 -
この記事を見ている方へメッセージ
MOSの世界学生大会は、学生でないとエントリーできないため、興味のある方は早めに挑戦してもらいたいです。学生であれば、何回でもリベンジできますし、必ず今後の強みになると思います。
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関連リンク
法学部ウェブサイト
MOS世界大会2024ウェブサイト