12月23日(土)、本学総合体育館多目的室において令和5年度福岡大学体育部会幹部研修会が開催されました。新型コロナの影響もあり、4年ぶりの開催となりました。
幹部研修会には、体育部会の全44クラブの主将、副主将、幹事などの幹部学生約90人が参加。
先ず、第69代体育部会常任幹事会幹事長の江黒奎太さん(経済学部3年次生、ラグビー部)から、研修会の目的として「普段交流できない各部との横のつながりをつくり、また、SNSのリスクや効果的な活用方法などのコンプライアンス研修を通じてリテラシーを習得し、各クラブに還元してほしい」との挨拶がありました。
研修会は、体育部会常任幹事会が準備したレクリエーションと講師の上田大介氏(公益財団法人日本オリンピック委員会インティグリティ事業アドバイザー)による講演の二部構成で行われました。
先ず、第一部のレクリエーションでは、参加者を9グループに分けて行い、自己紹介の後、アイスブレイキングでラグビーボールを使った爆弾ゲーム、時事問題ゲームなどを楽しみ親睦を深めました。
続いて、講師の上田氏が、講演を前に今回の研修の目的を再確認し、ウォーミングアップクイズを通じて「広い視野を持つこと」の重要性などについて学び意識を高めました。
第二部では、「SNSのリスク/効果的な活用」を演題に、講師の上田大介氏による講演が行われました。
前段では「SNSのリスク対策」をテーマに、「ソーシャルメディアとは何か?」「現在置かれている状況」「SNSで失敗しないために」について詳しい説明があり、「SNSは夢、または、命取りになる」ことを学びました。特に「3つの見直し、3つの良い習慣」については早速実践できる内容でした。
また、後段では「SNSの効果的な活用」をテーマに、「自分の価値を上げるための方法」として「自分のメディアと周りのメディアのこの2つのソーシャルメディアをコントロール」しながら、チームや個人のブランディングを意識することの重要性を学びました。
その後、上田氏の講演内容を踏まえて、「SNSのリスクを下げるために必要なこと」「SNSで効果的な発信をするために必要なこと」をテーマにグループディスカッション。真剣に意見を交わし、最後は各グループからそれぞれ活発な意見、提案が行われました。
最後に上田大介氏より、「グループ発表を聞いて、みんなの視点が広がっていると感じた。その視点を各クラブで共有し、部員全員、これから入ってくる新入生、後輩たちにその情報を伝えてほしい。また、目的を明確にし、それぞれが各々考えて良い情報は自信を持って発信してほしい」と講評を頂きました。
今回の幹部研修会を企画、運営した体育部会常任幹事会のメンバーたちは、「この研修で得たことを自分事として捉え、各クラブに還元してほしい」と話しました。