9月6日(水)、福岡大学ものづくりセンターで、同センターを利用する学生や教職員を対象に、AED講習会を実施しました。
昨年11月に実施した講習会に引き続き、今回2回目の実施となります。
ものづくりセンターでは大型の金属加工機や溶接機等を使用することができ、本格的なものづくりができますが、危険を伴う場所でもあるため、同センターを利用する者は緊急事態に対応できるよう応急処置の知識と技術を持っておくことが求められます。
そのような背景から、福岡大学病院救命救急センターの医師や看護師に緊急時の初動対応およびAEDの使用方法について、直接指導してもらうこととなりました。
まず初めに、喜多村泰輔准教授から参加者に、止血、指切断、骨折、火傷、心肺蘇生の対応などについて、スライドを用いた分かりやすい講義がありました。

喜多村准教授

応急手当に関する講義
その後、各班に分かれて実際に訓練用の人形に心肺蘇生法をおこない、AEDの使用法を学びました。医師や看護師から直に指導を受けることで、参加者はより実践的な技術として体得した様子でした。
参加者からは、胸骨を圧迫する力加減や速度、圧迫する姿勢などについての質問もあり、「初めてAEDに触れたが、丁寧に指導してもらえたことで、緊急時に対応できる自信がついた」という声がありました。
また、喜多村准教授は「このような講習会で得た技能を忘れないために、定期的に受講しておくことが大切」と話しました。


訓練用のAEDを用いて実践