福岡大学では現在、総務委員会等の学友会の団体が中心となって新入生歓迎オリエンテーション実行委員会を組織し、新入生に向けたクラブ勧誘週間や新入生歓迎ピクニックなどのさまざまな催しが行われています。

4月14日（金）には、オリンピックでの3度の金メダルを含めた世界大会13連覇を成し遂げ、国民栄誉賞を受賞した元レスリング日本代表の吉田沙保里氏を講師に招き、トークショーを本学で開催しました。

当日は、約600人の学生が会場に集まりました。吉田氏が登場すると会場からは大歓声が上がりトークショーがスタート。レスリングを始めたきっかけや現役時代の苦悩や葛藤、プライベートのことなどについてご講演いただきました。

プレッシャーの乗り越え方について質問が出ると「自身の連勝が119連勝で止まった時、周りから勝った時以上に励ましの声などをかけてもらった。その時、自分を応援してくれている人がこんなにもたくさんいることを知りました。周りの声援に応えたい一心でもう一度立ち上がることができ、プレッシャーにも打ち勝つことができました」と話しました。吉田氏の一言一言に学生たちは興味深く聞き入っている様子でした。

1時間のトークショーはあっという間に終わり、最後に吉田氏から学生たちに向けて「この大学生活の4年間というのは2度と戻ることができない貴重な時間です。皆さん目的があって福岡大学に入学したと思うので、もしこの先少し立ち止まることがあれば、入学する前の気持ち“原点”に立ち返って、自分自身の夢や目標に向かって歩んでください」とエールが送られました。
 

吉田沙保里氏

大勢の学生・教職員が集まる

トークショーを楽しむ学生たち

トークショーの様子