福岡大学大学院商学研究科に所属する徳永竜備さん(商学研究科博士課程前期)。現在徳永さんは、山内進教授が指導教官を務める法人税法研究室に所属し、公益法人等を対象とした非営利法人税制の研究を行っています。また、本研究と並行して、「いじめと不登校」のテーマでの講演も積極的に行っており、その取り組みは全国不登校新聞や西日本新聞に掲載され、NHKの番組「FACES いじめをこえて30min」にも出演しました。当番組は「NHKワールド・プレミアム(国際放送)」や「HUMANドキュメント&クローズアップ現代」などでも取り上げられ、大きな反響を呼びました。
このような活動が評価され、今年の3月には学内外での各種社会活動や学生生活支援等において、特に顕著な功績を残したと認められる学生を表彰する「学生部長賞」も受賞しました。
徳永さんは今後の活動について、「将来は税理士として、さまざまな企業を税務面から支援していきたいです。特に、非営利法人の事業支援に力を入れていきたいと考えており、その足掛かりとして、現在大学院では非営利法人税制に関する研究を行っています。行政の支援が届きづらい社会課題の解決を担う民間非営利活動を促進していくことは極めて重要であり、これからも研究や自身の活動を通して、多様な社会資源を非営利法人に繋げられるような活動を行っていきたいです」と話します。

(左から)徳永さん、山内教授

講演活動を行う徳永さん
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