福岡大学の学長室は本館の奥にあります。朔啓二郎学長はそこで日々執務を行っています。学長室でひと際目立つものが、学長室に入って右側の壁面いっぱいにある真っ白な本棚です。
そこには、大学運営に係る資料や専門の循環器病学の洋書等が並べられている他、中央付近には大きなモニターが設置され、遠隔会議等で使用されています。そして、モニターを取り囲むように実に様々なものが飾られています。
- 学長が日本人で8人目となった最高栄誉会員(MACP)の称号を米国内科学会から授与された時の写真
- 本学卒業生で人間国宝の陶芸家・福島善三氏による作品
- プロ野球選手となった本学準硬式野球部出身の大曲錬選手と大濠高校硬式野球部出身の山下舜平大選手のサインボール
- 本学野球部の全国大会での活躍について報じた新聞「福大スポーツ」
- 20年ぶりの現役学生のオリンピック出場となった兒玉芽生選手のサイン色紙
- 在学生が全国大会に出場した際等の応援アイテム「スティックバルーン」
真っ白な本棚に在学生や卒業生の活躍の証が一つずつ増え賑やかになっていくことに、学長は拍手を贈り目を細めます。今日もまた、在学生や卒業生の様々なアクティビティーが、学長室の本棚に彩を加えていきます。
※本棚の製作
本棚は、福岡大学ものづくりセンターのスタッフが学長の要望に沿いながらオーダーメードしたものです。ものづくりセンターでは、コロナ禍における感染防御のための「フェースシールド」や「パーテーション」をいち早く製作し、医療機関等に提供しました。また、文系理系の垣根を越えて学生等が集まり、様々な取り組みを行っています。
本棚を製作したものづくりセンターの川原巧己さん(右)と