福岡大学文系センター棟の近くでキャンパスに鎮座しているのが、「建学の精神」が刻み込まれた「建学の碑」。1987年10月に創立50周年記念事業の一環として設置されました。
横5m・高さ4m・重量35tの巨大な岩と、河原由郎元学長が揮毫した「思想堅実 穏健中正 質実剛健 積極進取」の力強い筆致が、凛とした雰囲気を醸し出しています。
碑文が刻まれた岩は、北海道夕張産のチャート(堆積岩の一種)で、その優雅さ・大きさは「今後、同様のものが産出されることはないだろう」と言われています。原石の大きさ・重量から関門橋や関門トンネルの通行ができなかったため、神戸から海上輸送して北九州に陸揚げ、深夜に陸送して本学に搬入されました。碑文の彫刻後、100tクレーンで据え付けられています。
それから34年。現在、「建学の精神」は「Five Ss」と英語でも表現され、その精神は学生・教職員に脈々と受け継がれています。
【Five Ss】
- 思想堅実 Steady
- 穏健中正 Sensible
- 質実剛健 Sincere and Strong
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積極進取 Spirited