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2021118
キャンパスライフ

第61回熊日書道展 特選受賞 小屋松千惠さん

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熊本日日新聞社主催「第61回熊日書道展」で福岡大学商学部第二部商学科3年次生の小屋松千惠さんが特選を受賞しました。小屋松さんに受賞の喜び等について語ってもらいました。


ー書道を始めたきっかけを教えてください。
小学1年生のころ、両親に「習字やってみる?」と聞かれた時に、一緒に聞いていた姉が「やる!」と言い出し、それを真似て始めたことがきっかけです。後から妹も習い始め、3姉妹で習字教室に行くことが週に1回の決まり事になりました。高校では書道部に入部し、より書道に対して興味を持つようになりました。

ー今回の書道展に向けてどんなことを頑張りましたか。
墨の量と書全体の流れを意識して書きました。墨の量により作品の迫力と立体感に変化が出るので、墨を盛る部分とかすれの部分とで潤滑を意識して、変化を持たせるようにしました。また、書全体の流れを途切れさせないために、書く姿勢を意識しました。できるだけ書から離れて構え、目の前の一文字ではなく、行全体・書全体の黒と白のバランスを見ながら書くようにしました。

ー作品をつくる際に大切にしていることはありますか。
書いた後に作品の分析をすることです。書いて終わりにするのではなく、壁に張ったり、写真に撮ったりすることで書いていた時には気付かなかったことが見えてきます。行が曲がっているところや、流れが滞っているところを自分で見つけた時は、書けていないことに対して悔しくなりますが、この気付きが次の作品へのやる気につながります。また、部活の顧問や先輩方に批評していただくことも多いので、そこで指摘されたことをノートにまとめ、自分の悪癖を改善する機会にしています。何度も書いて枚数をこなしながら分析を行うことで、良い作品をつくるためのサイクルを習慣づけるようにしています。

ー今回受賞しての感想をお願いします。
歴史ある書道展でこのような賞を頂けて、大変うれしく思います。応援してくれた家族や友人、そしてご指導いただいた福岡大学書道部顧問の大原蒼龍先生には感謝しかありません。また地元開催だったので、両親と作品展へ行けたこともいい思い出になりました。

ー今後の目標を教えてください。
昨年同様、今年も新型コロナウイルス感染症の影響はあると思いますが、挑戦する機会を逃さず、積極的に作品づくりに取り組んでいきたいと考えています。今後は、日本最大の総合美術展覧会である、日本美術展覧会(日展)への入賞を目標に練習に励んでいきたいと思います。


熊日書道展入賞・入選作品展にて