福岡大学の卒業生を紹介します。本学志望の理由や在学中での学び、現在の仕事等について聞きました。
(広報誌『学部ガイド2026』より)
臨床実習での学びが保健衛生・感染症対策の実践に。
ポストコロナ時代の地域保健医療を支える。


今や看護職は、クリニックや病院の中にとどまらず、保健師として保健衛生に携わる医療系公務員など、医療専門職として活躍の場が多くあります。私もその一人で、現在、福岡県の保健福祉環境事務所という組織の中で地域の医療・保健・福祉に関する住民サービスの提供や課題解決、市町支援などに取り組んでいます。
本学科では、キャンパスにある大学病院での臨床実習とともに、地域医療に関する幅広い知見を多面的に身に付けるための基礎看護学や公衆衛生看護学などの専門看護学を学びます。特に保健師実習の中では、現場の保健師さんが住民の方々に寄り添いながら地域での生活を支援する姿に強く感銘を受けました。在学中の看護・保健師実習を通じて、患者さんや地域の方々と直接関わることで、健康課題を把握し、その解決に向けた看護や健康教育を実践する貴重な経験を積むことができました。この学びは、地域で暮らす皆さんが安心して生活できるような支援を提供していく今の仕事に生きています。
【関連リンク】
・医学部看護学科ウェブサイト
・受験生サイト
・『学部ガイド2026』デジタルブック