福岡大学の卒業生を紹介します。本学志望の理由や在学中での学び、現在の仕事等について聞きました。
(広報誌『学部ガイド2025』より)
学生時代に積み上げた研究実績を社会に還元。薬学を含む科学全般の知識に支えられている。


卒業研究と大学院での研究のテーマは「化学物質の量を精 ・確 ・に測定できる分析法の開発」でした。 医薬品、食品や医療機器などの品質・安全性・有効性について調査・研究を行う当研究所なら、私が培った技術を社会に還元できると考え、日本学術振興会の特別研究員として受け入れてもらいました。現在は、海洋自然毒の分析法開発を担当しています。
学生時代には1カ月ごとの研究成果をまとめて発表する機会がありました。分かりやすく伝えるための資料やシナリオを作るのは大変でしたが、現在の学会発表や他の研究者との情報交換をする上で、この経験はとても役立っています。自分の成果を正しく認知してもらうためには、研究内容を他者に明快に説明する能力が欠かせないからです。また、本学科では薬学以外にも幅広い科学の知識を蓄えることができます。そのおかげで、他分野の研究内容も比較的理解しやすく、助かっています。
※内容は2023年取材時の情報です。
【関連リンク】
・入試情報ウェブサイト
・『学部ガイド2025』デジタルブック