筑紫台高等学校理科講師（常勤講師）
北島 成美 さん（2022年理学部化学科卒業）

福岡県太宰府市にある筑紫台高等学校で理科講師（常勤講師）を務め、現在は普通科3年生のクラス担任を任せれている北島成美さんに、在学中や現在の教員生活のお話などを伺いました。

• プロフィール
  名前：北島 成美（きたじま・なるみ）
  経歴：福岡県福岡市出身。2018年理学部化学科入学。2022年に卒業後、筑紫台高等学校理科講師（常勤講師）として勤務。
  

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​ー福岡大学に進学した理由

小学校ぐらいの時から教員になりたいと考えていました。その中でも自分は理科が大好きだったので、理科の楽しさを伝えていける教員になりたいという目標を持って化学科に進学しました。また卒業後も福岡で就職したいと思っていたため、理科が深く学べて教員試験対策も充実している福岡大学に決めました。

ー福岡大学在学中について

在学中は1年次生の時に軽音サークルに所属していたのですが、2年次の時に教員採用試験の対策をするためにサークルを脱退し、そこからは勉強とアルバイトを両立させる日々を送っていました。学生時代の後半はコロナにより、実習や模擬講義の経験が思うように詰めない苦しい時期もありましたが、同じ教員志望の仲間とオンライン上で模擬講義をしたり情報交換をしながらモチベーションを落とさずに採用試験対策に励んでいました。
 

ー大学卒業後

卒業後は太宰府市にある筑紫台高等学校に理科講師として採用され、今は3年生の担任をしています。教えるクラスは大学進学を目指すコースのほかに、さまざまな専門的なことを学ぶ総合学科コースなどそれぞれ目標が違うコースの理科の授業を担当しています。教える内容は各コースごとで異なりますが、どのコースの生徒にも「理科が楽しい」と思ってもらえるような授業ができるように日々工夫をしながら準備をしています。

ー今後の目標

今年から3年生の担任を持ち、来年の3月に初めて自分のクラスの教え子が卒業生になります。1人でもいいので「筑紫台高等学校を選んでよかった」と生徒に思ってもらえることを目標に毎日奮闘しています。その中で「あの理科の実験が楽しかったな」などの思い出が生徒の中に残っているのであれば、感無量です。

ー最後に、福岡大学で学ぶ後輩へのメッセージをお願いします。

大学の4年間は本当にあっという間に過ぎていきます。学生生活を楽しむのも重要ですが、そのためにはまず当たり前のことを当たり前にすることが重要です。例えば授業にしっかり出る、遅刻をしないなど大学生になるとそのあたりが緩みがちですが、大切なことだと思います。その中で部活動やサークルなどを楽しみ、自分の夢や目標に向かって努力をしてください。私は2年次のときから採用試験対策などに時間を割いていたため、あまり課外活動やサークルなどの活動をしなかったため少し後悔をしています。福岡大学は総合大学にも関わらず1キャンパスに全ての学部があるため、さまざまな人と交流するチャンスがあります。ぜひ多くの人と交流し、自分を高め社会に羽ばたいてください。

体育祭ではカメラマンとしても活躍する北島さん