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2023829
卒業生

バレーボールV1リーグ パナソニックパンサーズ コーチ 白澤 健児さん

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パナソニックパンサーズ コーチ
白澤 健児さん さん(2007年スポーツ科学部スポーツ科学科卒業

大阪府枚方市をホームタウンとするバレーボールチーム・パナソニックパンサーズで16シーズンプレーし、現在は同チームのコーチを務める白澤健児さんに、在学中やプロ時代のお話などを伺いました。


  • プロフィール
    名前:白澤 健児(しらさわ・けんじ)
    経歴:附属大濠高等学校出身。2003年スポーツ科学部スポーツ科学科入学。2007年に卒業した後、Vリーグのパナソニックパンサーズに入団し、16シーズンの間プレー。現役引退後の2022年からはコーチとして同クラブを支える。


    戦況を見守る白澤さん(左から2番目)

ー福岡大学に進学した理由

バレーボールを始めたのは中学生の時です。高校に続いて大学でもバレーボールを続けたいと考えていました。有り難いことにいくつかの大学から声を掛けていただきましたが、地元でバレーがしたいという思いがあったこと、また、高校の時に福大バレー部の試合を観る機会があり、そこでチームの雰囲気の良さを感じていたので、福岡大学でバレーを続けようと決めました。

ー福岡大学在学中について

在学中はバレーボール部に所属し、バレーに費やした4年間でした。練習もかなりハードでしたね。でも、関東や関西の強豪校に「負けてたまるか」という闘争心に燃え、普段の練習も頑張ることができていたんだと思います。特に印象深いのは、4年次生の時の黒鷲旗全日本男女選抜大会で対戦したV2リーグ首位のFC東京相手に勝利したことです。チーム全員の気持ちが一つになり、それが勝利につながった瞬間でした。

在学中のスポーツ科学部での授業も印象に残っていますよ。陸上やラグビーなど、普段はあまり経験しない競技を通して、「この動きはバレーにも生かせそうだな」と考えたり、整形外科学の授業は、教わった内容を自分に置き換えて落とし込んだりしていました。有意義な4年間でした。

 

ー大学卒業後

2007年に福大を卒業し、パナソニックパンサーズに入団しました。1年目は練習がハードで、付いていくのに精一杯でした。ですが、1年目で優勝を経験できたことが、その後16シーズンにわたって現役としてプレーできた原動力になったと思います。この経験が無ければ、途中で挫折してしまっていたかもしれません。

現役時代は、Vリーグの中でも毎年上位に食い込む強豪チームですので、勝利するのが当たり前、そのプレッシャーも想像以上に大きかったです。ですが、チーム関係者やファンの方々に支えていただき、このチームで16シーズンを過ごすことができました。

現役引退後の2022年からは、コーチを務めています。現在はフランス代表監督の経験もある、ティリ ロラン監督のもとでコーチとしての経験を積んでいます。日本人には無い知識や感覚に学ぶことも多く、一方で選手はほとんどが日本人選手ですから、コミュニケーションのパイプ役となっています。「後輩たちに一つでも多く“勝ち”を経験させてあげたい」という思いで、日々のコーチングにあたっています。

ー今後の目標

今度はコーチとして、優勝を経験できていない選手たちを優勝に導いてあげたいと思っています。選手と監督との間に立ち、両者のコミュニケーションのパイプ役となって、チーム全体の力になりたいです。

また、ホームタウンである大阪府枚方市にもっとバレーボールの文化を根付かせたいという野望もあります。毎試合多くのファンの方々に応援いただいていますが、今以上にバレーボールに興味を持っていただき、体育館が埋まるようにしたいですね。そのためにも、小中高のバレーボール教室などを開くなど、バレーボールを通じて地域を盛り上げたいと思います。

ー最後に、福岡大学で学ぶ後輩へのメッセージをお願いします。

大学の4(6)年間は、比較的たくさんの時間があり、楽をしようと思えばいくらでも楽をできる時間だと思います。だからこそ、その時間の使い方が大切なんです。例えば、空いた時間で先生とコミュニケーションを取れば、それは今後の自分にとっての大きな糧となるはずです。

また、大学での横の繋がりも大切にしてほしいですね。横の繋がりを築くためには、自分からどんどん行動して、チャレンジし続ける必要があります。その行動力は、社会人になってから必ず財産となりますし、大学時代に築いたつながりは、その後の人生でも自分をサポートしてくれることでしょう。大学時代は、今後の自分自身にとっての大きな財産となる時間です。ぜひ有効に活用してもらいたいと思います。