スポーツリズムトレーニングインストラクター
原ゆうかさん(2009年スポーツ科学部健康運動科学科卒業)
福岡大学スポーツ科学部の卒業生で、「スポーツリズムトレーニングインストラクター」として活動する原ゆうかさんに話を伺いました。
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プロフィール
名前:原 ゆうか(はら・ゆうか)
経歴:2005年に福岡大学スポーツ科学部健康運動科学科に入学。在学中はバスケットボール部(女子)に所属。現在は、バスケットボールスクールや大濠高校バスケットボール部でコーディネーションコーチとして活動を続けている。
ー福岡大学に進学した理由を教えてください。
高校時代の監督からの勧めもあり、4年間バスケットボールに打ち込める良い環境だと考え、進学を決めました。
ー福岡大学での4年間の思い出や、印象に残っているエピソードをお聞かせください。
大学2年次の時に元プロの川面剛監督が就任され、ハードな練習をこなしました。おかげで、当時全国で上位クラスにいた鹿屋体育大学に勝利し、インカレ出場を勝ち得たことが特に印象深いです。
油山までのランニングメニューが大変でしたが、4年間を共に過ごしたバスケットボール部の仲間がいたから乗り越えられました。今でも仲良くしています。当時は毎週のように近くの飲食店に出掛けて、いろいろな話をしたものです。
ー現在のお仕事に就くまでの経緯を教えてください。
バスケットボールスクールのKAGOを運営したり、スポーツウェアやグッズの製作をしたりしていますが、現在の活動のメインは「スポーツリズムインストラクター」です。
卒業論文でテーマにした「ダンス」「リズム」「音楽」が、バスケットボールのパフォーマンスに大きく関係することを聞き、それ以来興味を持って活動しています。「リズム感を鍛える」というトレーニングがあることに目から鱗で、それを知ってすぐにその資格を取得しました。
-現在のお仕事内容を教えてください。
KAGOと大濠高校バスケットボール部のコーディネーションコーチとして活動しています。インストラクター活動を始めて約1年半が経ちますが、今では全国からオファーを頂き、出張トレーニングに行ったり、オフシーズン中のプロ選手に指導したりしています。今年7月には、母校の福大バスケットボール部(男子・女子とも)でも指導しました。
「スポーツリズムトレーニング」という分野は知らない方が多いと思いますが、簡単に言えばビートのある音楽に合わせてジャンプやステップを踏むトレーニングです。教える側の私が一番楽しんでやっていますよ。体験してくれた皆さんが、「楽しい!」「またやりたい!」と言ってくれた時や、少しシャイな選手が笑顔でこのトレーニングをしてくれる時がとてもうれしいんです。
- スポーツリズムトレーニングの動画はこちら
-今後の抱負・目標を教えてください。
このトレーニングは、幼児からプロ選手まで実践できる画期的なトレーニングです。リズムの感度を上げることで、パフォーマンスの向上やけがの予防につながるとともに、脳のトレーニングにもなります。一度、スポーツ科学部の学生さんにも体験してもらいたいと思うほど、とにかく楽しく続けられるトレーニングです!
幼児の頃からリズム感が身に付いていれば、さまざまなスポーツパフォーマンスの土台となり、運動能力が上がります。いずれは幼稚園・保育園・小学校・中学校の体育の時間に、当たり前のようにこのトレーニングが行われるよう広めていきたいです。
そして、今携わっているKAGOの生徒や、大濠高校バスケットボール部の選手たちのパフォーマンスの向上とけがの予防に努め、一緒に日本一を目指していきたいと思っています!
ー最後に、福岡大学で学ぶ後輩へのメッセージをお願いします。
今の時代はたくさんのメディアやSNSでつながることができる時代です。何に興味を持ち、何をしている時に楽しさを感じ、何にワクワクするのか。気になることや好きなことが必ずあると思いますので、とにかくまずは動いてみてください。
私は、人とのつながりや出会いを大切にするようにしています。人と出会い、学び、センスを磨き、魅力的な「私」になれるよう、大学生活の中でワクワクするものを探し続けてみてください!きっと皆さんの将来につながるはずです。
また、私が持っているスポーツリズムトレーニングの資格は、大学生のうちから学ぶことができます。2カ月に1度のペースで講習会を行っていますので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。