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2021721
卒業生

福岡ソフトバンクホークス 球団オフィシャルリポーター 加藤和子さん

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福岡ソフトバンクホークス 広報室球団広報課オフィシャルリポーター
加藤 和子さん〔2001年体育学部体育学科(現:スポーツ科学部スポーツ科学科)卒業〕

福岡大学体育学部(現:スポーツ科学部)の卒業生で、現在福岡ソフトバンクホークスの球団オフィシャルリポーターを務める加藤和子さん。「ファン目線」を心掛けたSNSでの発信はファンの心を掴み、球団のTwitterフォロワー数は100万人を超えます。大学時代の思い出や現在のお仕事などについて伺いました。


  • プロフィール
    名前:加藤 和子(かとう・かずこ)
    経歴:1997年に福岡大学体育学部体育学科に入学。在学中はバスケットボール部(女子)に所属し、選手、マネージャーとして4年間を過ごす。大学卒業後、スポーツ番組のキャスターなどを務め、2006年から福岡ソフトバンクホークスで活動を行う。

ー福岡大学に進学した理由を教えてください。

高校までずっとバスケットボールをしていました。父が当時、西南学院大学で女子バスケットボール部の監督をしていて、試合を見に行ったときに「大学でも高いレベルでプレーしたい!」と思いました。また、将来は教員になり、生徒にバスケットボールを指導したいとも考えていました。

両方の希望をかなえられる進学先を考えたとき、生まれも育ちも福岡市で、福大が身近な存在だったこともあったので、福岡大学の体育学部に進学することを決めました。

ー福岡大学での4年間の思い出や、印象に残っているエピソードをお聞かせください。

大学4年間のほとんどをバスケットボール部の仲間と過ごしました。入部当初はプレーヤーとして練習・試合に参加していましたが、2年次生の時に病気を患ってしまい、その後はマネージャーとしてバスケ部に携わりました。バスケと部活の仲間が大好きでしたので、選手を諦めたからといってバスケ部から離れるという考えはありませんでした。

学部では、スポーツ医学に興味を持ち、岩本英明先生の研究室に所属しました。スポーツ医学を学んだことで、トレーナーとしてアスリートを支えるという道も考えたほどです。

また、体育学部では幅広いジャンルの競技に取り組む学友と出会い、さまざまな考え方に触れられることができ、刺激的な4年間を送ることができました。
 


大学時代にバスケ部のメンバーと(2列目の1番左が加藤さん)

ー現在のお仕事に就くまでの経緯を教えてください。

大学卒業時は、明確にやりたいことがなく、トレーナーの道に進もうかなと考えていました。しかし、トレーナーになるには専門学校に通う必要があり、これ以上親に負担をかけることはできないと、その道は諦めました。

もう一つしたかったことはテレビのリポーターでした。スポーツ好きで、体育学部を卒業していたことも幸いし、2002年から福岡放送(FBS)で2年間「夢空間スポーツ」のキャスターを務めました。リポーターとしてスポーツに携われて楽しかったです。

そんな時、ホークスから声を掛けていただきました。チームでオフィシャルメディアを立ち上げるにあたって、リポーターを探していたようです。入った当初はSNSが普及する前で、今のように私がカメラを片手に取材するスタイルではなく、カメラマンと一緒に、リポーターとして取材していました。「果たして私に仕事が務まるのだろうか」という不安が大きかったですね。

-現在は、「球団オフィシャルリポーター」として活躍中とのことで、どのようなお仕事をされていますか?

その日によってスケジュールや仕事内容はさまざまですが、球団のTwitterアカウントに掲載する映像・写真を撮ることがメインですね。他球団のSNSも欠かさずチェックしていますよ。

シーズン中は試合前の練習風景や試合後のロッカールームでの選手たちなど、普段テレビでは見ることのできない“中”の様子をファンの方に伝えることを意識しています。オフシーズンのキャンプなどでも同様で、選手の頑張っている姿をお届けできるように動き回る毎日です。
 


イベントで司会を務める加藤さん

-福岡大学での4年間が今に生きていると感じる瞬間は?

体育学部でさまざまな競技をする人と交流できたことで、プロとアマという違いはありますが、選手の考え方や思いを感じ、理解できている面はあるかなと思います。

ー加藤さんの今後の抱負を教えてください。

選手・監督・コーチ・スタッフの頑張る姿や思いを伝え、選手を好きになってもらいたい。そして、ホークスのことをもっともっと好きになってもらいたいです。

そのために、今とスタイルは変わらずとも、皆さんが知りたい情報や・知ってほしい情報を捉え、どんどん発信していきたいと思います。
 


(左から)西田さん(ホークスOB)、柳田選手、加藤さん、今宮選手、松田選手

ー最後に、福岡大学で学ぶ後輩へのメッセージをお願いします。

「好きなことを仕事にしてほしい」と強く思います。もちろん、楽しいことばかりではなく、辛いこともたくさんありますが、好きなことであればやりがいを感じ、責任感を持って取り組めると思います。ぜひ、大学生活のうちに「自分の好きなこと・やりたいことは何か?」を考え、そのことに向けて取り組んでもらいたいです。

また、大学時代の友人とは今でも付き合いがあります。皆さんも一生物の仲間を探してみてください。

最後に、現在はコロナ禍で、無観客での試合も多いですが、状況が落ち着いたらぜひドームに足を運んでほしいと思います。ホークスを応援してほしいという気持ちは山々ですが、選手たちのプレーを間近で見て、その熱量をぜひ感じ取ってほしいです。その結果、ホークスを好きになって、私たちの発信する情報を受け取ってもらえると何よりです!


試合前の練習で選手とコミュニケーションを取る