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2021625
卒業生

福岡県警察博多臨港署長・中村 英人さん

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福岡県警察博多臨港署長
中村 英人さん(1984年経済学部経済学科卒業)

2021年2月から福岡県警察博多臨港署の署長を務める、中村英人さんを紹介します。


  • プロフィール
    名前:中村 英人(なかむら・ひでと)
    経歴:1980年4月に福岡大学経済学部経済学科に入学。在学中は、宮本昌典准教授のゼミ1期生として財政学の勉強に励む。1984年に卒業した後、福岡県警察に採用。2021年2月26日に博多港湾署長に着任した。

ー福岡大学に進学した理由を教えてください。

受験の数年前に用があって福岡大学を訪れた際、キャンパスでくつろいでいる在学生の明るく楽しそうな雰囲気に魅力を感じました。「自分の思うキャンパスライフのイメージそのままだ!」と感じたのが入学のきっかけです。

ー福岡大学での4年間の思い出や、印象に残っているエピソードをお聞かせください。

4年間の寮生活での先輩、同僚、寮母さんとの付き合いもさることながら、やはり、財政学ゼミでの活動が一番印象深いです。何しろ、宮本昌典先生のゼミ一期生ですから、手探りでのゼミ活動だった記憶があります。

高校までと違い、グループで学ぶことの楽しさを実感したり、ゼミで横浜大会に出場して自分の勉強不足を痛感させられたり、たくさんの思い出があります。ゼミの同僚や後輩とは今でも付き合いがありますよ。

ー現在のお仕事を目指したきっかけを教えてください。

大学で自動二輪に興味を持ち、その延長線上にある白バイの乗務員になりたいと思うようになりました。大学時代、「オレは模範運転ライダーだ」と自惚れてましたね…。

その後警察官となり、やがて交通課に配属され、念願の白バイ乗務員になれたときは心底嬉しかったのを今でも覚えています。
 


警察用船舶での訓練の様子(左から2人目が中村さん)

-現在のお仕事についてお聞かせください。

博多臨港警察署長として勤務しています。博多臨港警察署は博多湾も管轄しており、「警察用船舶」を2隻保有しています。海上保安庁と協同して事件や事故処理に当たることもあります。

警察署長としての事件指揮については、部下の意見を尊重しつつも、詰めを怠らず慎重に対処するように心掛けています。

若い頃の白バイへの憧れという純粋な気持ちは、各階級への昇任とともに目の前の業務に忙殺され、どこかに置き忘れてきてしまったようです...。

ー福岡大学での4年間が今に生きていると感じることを教えてください。

先輩や後輩に囲まれた4年間の寮生活、たくさんの仲間と知り合えたゼミ活動など、勉強面以外での収穫も多いと感じます。集団生活での身の振る舞い方、心掛けるべきこと、人との繋がりなど、社会生活に必要な多くのことを大学で学びました。今の私を形づくったものこそ、福岡大学での4年間だと感じます。
 


船舶訓練後に訓示を述べる中村さん

ー今後の抱負等、教えてください。

人として恥じない人生を歩んでいきたいと思うのはもちろん、仕事では常に県民目線で事に臨み、事案の大小にかかわらず、誰もが納得するような適正・最良な措置の完遂に努めていきます。

ー最後に、福岡大学で学ぶ後輩へのメッセージをお願いします。

分かりきったことかもしれませんが、「今の時間は今だけしかない」ことをよく自覚し、悔いのない学生生活を送ってください。それは、勉学も遊びも就職活動も、同様です。

また、現在の仕事柄、海難事故等に関わることが多々あります。海でのレジャーの際は、水上バイクも含めて安易に考えることなく、ルールとマナーを守って安全に配意してほしいと思います。