相好体操クラブ
安里 圭亮さん(2016年スポーツ科学部スポーツ科学科卒業)
福岡大学体操競技部OBで、2020年の全日本種目別選手権(跳馬)で2位に入賞した安里圭亮さん。現在は三重県の体操クラブに所属しています。安里選手を紹介します。
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プロフィール
名前:安里 圭亮(あさと・けいすけ)
経歴:沖縄県出身。2016年にスポーツ科学部スポーツ科学科を卒業。現在は三重県にある相好体操クラブに所属し、選手兼指導者として体操を続けている。2020年の全日本種目別選手権(跳馬)で2位、世界選手権でも上位入賞の経歴を持つ。
-福岡大学に進学したきっかけを教えてください。
幼い頃から続けていた体操競技を大学でも続けたいと思っていました。進学先を探していた際、ふと福大の体操競技部のウェブサイトを見つけ、創部から50年を超える伝統と歴史に惹かれ、ここで体操競技を追求してみたいと進学を決めました。
-福岡大学での4年間の思い出や、印象に残っているエピソードをお聞かせください。
一番印象深いのは、4年次生の時に全日本インカレに出場したことです。入部当初は試合に出て活躍できるほどの実力はなく、手術を伴うような大怪我も経験しました。思うようにいかない時期を長く過ごしましたが、4年次生でようやく念願の全日本インカレに団体のメンバーとして出場し、種目別の跳馬で2位の成績を収めることができました。折に触れてこの時のことを思い出し、そのたびに「諦めずに頑張ろう」という気になります。

-体操選手を目指したきっかけを教えてください。
幼稚園生の頃、大きなトランポリンで高く跳びたくて体操クラブに入会したのが体操をはじめたきっかけです。それから小学校に進み、習い事の一つとして体操を続けました。
体操競技を意識したのは、アテネ2004大会で日本代表が体操(男子)の団体で28年ぶりに金メダルを獲得したことです。テレビで観ていて、とても感動したのを覚えています。
-現在のお仕事ややりがいについて教えてください。
現在は、三重県の「相好体操クラブ」に勤め、1日の半分は現役選手として練習し、残り半分は子どもたちに体操を教える毎日です。歩き始めた小さな子から、中学生・高校生にも指導しています。
体操指導をしていて、子どもたちが楽しそうに競技をしている姿を見るのがやりがいですね。また、できなかったことができるようになって喜ぶ姿や、一生懸命に練習に取り組む姿も刺激になっています。
-今後の抱負をお聞かせください。
2020年は、新型コロナウイルスの影響でイベントや試合が軒並み中止となり、東京2020大会も延期に追い込まれました。
私自身も環境の変化に影響され、感情が定まらない不安定な時期を過ごし、モチベーションを維持するのに苦労しました。今年も先行きが見通せない部分はありますが、昨年経験したことを糧に、何事も前向きに捉えてチャレンジしたいです。
応援してくれる人に、一つ一つの試合で良い報告ができればと思います。
-最後に、福岡大学で学ぶ後輩へのメッセージをお願いします。
大学生活で経験したことは、今後の人生の糧となるはずです。在学中にたくさん挑戦して、たくさん学んでください。何事にもコツコツ続けることが大切です。
困難な時代ですが、ともに前を向いて頑張っていきましょう!

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<関連リンク>
相好体操クラブウェブサイト