筋肉食堂
谷川 俊平さん（2006年スポーツ科学部スポーツ科学科卒業）

カラダづくりを志す人に、美味しく、高タンパクで低カロリーな食事を提供する「筋肉食堂」。マネージャーの谷川さんにお話を伺いました。

• プロフィール
  名前：谷川 俊平（たにかわ・しゅんぺい）
  経歴：大分県出身。2006年に福岡大学スポーツ科学部スポーツ科学科を卒業。卒業後に上京し、10年間パーソナルトレーナーとしてスポーツジムで働き、2015年に筋肉食堂を共同で立ち上げた。現在は都内に6店舗を構える。

－​福岡大学に進学したきっかけを教えてください。

小学生で陸上競技を始め、高校で納得のいく成績を収められなかったので、大学でも陸上を続けようと考えていました。ありがたいことに関東の大学からもお誘いを頂いたのですが、ただ陸上をするだけでなく、スポーツ科学部で興味のある分野について学びたいと思い、福岡大学への進学を決めました。直感的なところもありますね。

－福岡大学での4年間の思い出や、印象に残っているエピソードをお聞かせください。

所属した陸上競技部では400mを専門としており、ブロック長も務めました。ただ、ケガも多かったせいであまり試合にも出られず、納得のいく成績は収められませんでした。しかし、そんな4年間でも大学での友人のおかげで楽しい日々を過ごすことができました。

部活動や学部の垣根を越え、テスト前に協力して勉強したり、遊びにも全力を注いだり、刺激的な毎日を過ごしました。
 

雑誌のインタビュー取材を受ける谷川さん

－福岡大学卒業後、現在のお仕事をされるまでの経緯や、現在のお仕事を志した理由を教えてください。

大学を卒業した後に上京し、「TOTAL Workout」というスポーツジムでパーソナルトレーナーとして10年間働きました。そこでは、クライアントの目標に対して、メニューを組み、トレーニングを指導し、食事のサポートも行っていました。

その仕事の中で、カラダを変えるためには、トレーニング以上に食事を変える必要性を感じました。当時、街中でもトレーニングする人向けの食事を食べられる場所はほとんどありませんでした。そこで、カラダに良くてなおかつ美味しい、高タンパクで低カロリーな食事を提供できる場所を作ろうと思ったのです。その場所が、現在経営している「筋肉食堂」です。

－現在のお仕事の内容・やりがいを教えてください。

現在は、「筋肉食堂」を都内に5店舗、お弁当専門店も1店舗運営しています。また、このコロナ禍で冷凍弁当もスタートさせ、全国で食べられるようになりました。

近年のフィットネスブームでタンパク質の重要性や、健康への関心もグッと高まり、男性・女性を問わず、最近ではジュニア層や年配の方にも多くご利用いただいています。「筋肉食堂のようなお店があってとても助かります！」という声を聞くととても嬉しいですね。
 

本の出版イベントにて

ー今後の抱負についてお聞かせください。

まだまだ始めて約5年の小さな会社です。全国のたくさんの方に「筋肉食堂」を認知いただき、全国に美味しくて高タンパク低カロリーな料理をお届けしたいと思っています。そして、こうした料理を日本中のスタンダードになるようにするのが目標です。

現在、日本は平均寿命がどんどん伸びていますし、医療も進歩しています。にも関わらず、病気は一向に減りません。私たちの作る「高タンパク低カロリー」の食事が、きっと日本の健康な体づくりに一役買えると信じています。

人生100年時代と言われる今、99.9歳まで自分の足で歩き、好きなものを食べ、好きなことをして、家族や好きな人と健康に過ごす。同じ100年でも、人生の密度は大きく違うと思うんです。私たちは「食」を通じて、「日本中のみんなを健康に！そして元気に！」という夢を持って日々を頑張っています。

－最後に、福岡大学で学ぶ後輩へのメッセージをお願いします。

「大学は人生の夏休み」という言葉を聞いたことがありますが、私はいい意味で間違っていないと思います。なぜなら、自分の好きなことや興味のあることをとことん追求する環境があって、なおかつ切磋琢磨できる仲間もいて、代え難い時間を過ごせるからです。今考えても、こんなに幸せな時間は中々ないです。

私も、学生時代には将来への不安や焦りが少なからずありましたが、貴重な時間を過ごすことができたと思っています。皆さんも、好きなことや興味のあること、そして目の前のことをとことん追求してみてください。大学生活を充実させることで、大きく道は開けます。現在の環境に感謝しつつ、全力で楽しむ学生生活を送ってください！
 

学生時代にお世話になった西片江の居酒屋「しず」の店長と

• ＜関連リンク＞
  筋肉食堂ウェブサイト