1月20日(水)、令和2年司法試験の合格者が発表され、福岡大学法科大学院修了の2人が見事合格しました。
司法試験は、幅広い知識や法的思考力など、高度な専門性が問われる最難関の試験です。地道な努力を重ね、見事合格した2人の修了生に話を伺いました。
成迫 達成 さん
慶応義塾大学文学部 1999年3月卒業
福岡大学法科大学院 2020年3月修了

法曹の道を志したのは、ビル管理の仕事をしていた時の弁護士の方との出会いがきっかけです。その方は、目の前の問題に対して論理的かつ現実的な考えで仕事に接しており、弁護士の仕事に次第に憧れを持つようになりました。
福岡大学法科大学院は少人数制のため、先生方との密度の高い議論を通して、自分の力を最大限伸ばすことができると思い、進学を決めました。
司法試験に向けては、過去問と判例を徹底して分析して臨みました。法科大学院の仲間と過ごす中で、たくさんの情報やアドバイスを得ることができたことも、合格できた要因の一つだと思います。
今はまだ合格したばかりなので、あまり先のことはまだ考えられていない状況ですが、まずは司法修習に全力で取り組みたいと思います。
藤田 大輝 さん
福岡大学法学部 2016年3月卒業
福岡大学法科大学院 2019年3月修了

中学生の頃に「いじめ問題」を目の当たりにしたことが、法曹を目指すきっかけになりました。当時、私は生徒会長を務めていて、「いじめ」の当事者双方から話を聞くなどしましたが、問題はなんら解決しませんでした。強い無力感を感じたと同時に、「問題を解決できる人間になりたい」と思い、それを達成する1つの方法として、法曹を目指すに至りました。
福岡大学法学部に在籍していた時から福大のことが大好きだったこと、未修者指導が手厚いと聞いていたことから、福岡大学法科大学院への進学を決めました。
法科大学院で学ぶ中で特に印象深かったのは、先生方の熱心な指導です。私もその熱意に負けまいと、自分に必要と感じたことは何でも活用しました。
まずは、司法修習に全力で臨み、一つずつ結果を出していきたいと思います。