福岡大学 大学案内2026
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機械工学科12435金属の強度を実験で学ぶ材料試験動力・流れを生み出す機械流体機械エネルギーに強い技術者になる熱エネルギー変換工学 エンジニアは、機械部品や構造物を設計する際に力学的負担や材料の性質、強度限界を考慮しなければなりません。本科目では、金属の曲げ試験、引張試験、衝撃試験、硬さ試験を行い、実験データを整理・考察して材料の特性を学びます。これにより、材料の選定や評価方法の理論と実践を身に付けます。 「火」の発明から産業革命を経て、人類はエネルギー消費を拡大し、豊かさを追求してきました。現在では、エネルギー消費が引き起こす環境問題が世界的関心事です。こうした社会で活躍するため、エネルギー変換の原理と応用を学びます。冷凍機の設計製図に挑戦する演習科目ともつながっています。ここから開く!学びの扉[ Pick Up ] 気体や液体、いわゆる流体の持つエネルギーを利用する機械を流体機械と言い、これは空気、水蒸気、水などの流れから動力を取り出すもので、逆に流れを生み出すことも可能です。流体機械の理論、実験、シミュレーションの知見について学んでいきます。さらに、AI技術の流体機械への応用についても知識を深めていきます。機械の動きを支える基礎技術トライボロジーロボットとAIの未来を探るロボット工学 ロボットとは何か、どのような構造を持ち、どのように動くのかなど、ロボットに関する全般的な知識と実際に創るための技術をさまざまなロボットや本学での研究を例に、幅広く学びます。ロボットとともに発展するAI技術についても学習し、ロボットが人間社会に与える影響を考察します。 トライボロジーは、摩擦、摩耗、潤滑といった表面に関する学問です。これらは、動くもの全てに関わる重要な基礎技術で、効率的に動く機械の設計や壊れにくい機械の開発に役立ちます。身近な物理現象である摩擦の仕組みを理解することで、新しい機械や技術の創造に貢献する人材を目指します。AI学部ガイドもっと詳しく月火水木金私の時間割(3年次前期)9:00機械工学設計演習Bロボット工学機械材料学流体力学Ⅰ機械情報処理電気工学通論固体力学Ⅰ機械制御工学Ⅲ10:4013:0014:4016:20伝熱工学Ⅰ材料試験機械要素設計Ⅰインターミディエイト・イングリッシュⅢ機械力学・制御実験 機械を動かすために必要なものづくりの基礎である「材料工学」「流体力学」「熱力学」「機械工作」「機械力学」などを総合的に学べる点です。これらの実験や実習は授業とも密接につながっていて、理論と実験を行き来しながら双方を掘り下げやすく構成されています。また、物理や数学が苦手でも、高校の学習内容を復習できる授業があり、安心して学べます。 シミュレーション結果と実験結果の差異を追究する「機械力学制御実験」です。思い描いたシミュレーションプログラムに近づけるのは大変でしたが、楽しい時間でした。想定した結果が得られなかった場合は、その理由を整理してレポートにまとめます。この過程で「自然と考える習慣」「積極的な学びの姿勢」が身に付き、さらに学びが深まります。ものづくりの基礎を多角的に初歩から学べる。実験結果の「なぜ?」から真実を追求する。この学科の魅力は?Q1好きな授業は?Q2(福岡県 自由ケ丘高校出身)3年次生 近藤 諒 さんFukuoka University Guide 2026経済学部人文学部法学部商学部・商学部第二部理学部工学部医学部薬学部スポーツ科学部業種別比率(2024年度)103その他1.1 %サービス業 26.4 %金融業、保険業 1.1 %建設業 8.8 %大学院進学22.0 %製造業 34.0 %情報通信業 1.1 %卸売業、小売業 5.5 %在学生の声就職

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