福岡大学学園通信 No64
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2018年11月に開催された「Miss&Mr Fukudai Contest」でグランプリに輝いた高橋さんと臼井さん。二人は偶然にも、出身が同じ中学校の陸上部の先輩・後輩の関係です。高橋さんは、「学生数の多い大学で、いろいろな出会いを通じて刺激を受けたい」と福岡大学に入学しました。経営学科の授業では経営戦略論が専門の合力知工先生のゼミで多くの学びがあると言います。「班ごとに架空の会社を立ち上げ、どうすれば収益が上がるか議論します。資料を作ってプレゼンテーションをするのですが、納得いくまで調べることで発言や質問への回答に自信を持つことができ、言葉にも説得力が増しました。話し方の訓練にもなったと思います」。また、企業の規模や知名度だけを就職先の基準とするのではなく、「誰と働くか」「どのような働き方を選ぶか」が大切なことだと学びました。臼井さんは、「ヨーロッパでは多くの人がフランス語を話す」と聞いていたことや、ワインの買い付けを行う父の知人の影響もあってフランスに興味を持ち、フランス語学科を選択しました。最初は苦労しましたが、文法などへの理解が深まるにつれてフランス語を学ぶ楽しさを実感。フランス映画で流れるフランス語も少しずつ聞き取れるようになっています。「フランス語基礎講読の授業ではフランス映画の台本を読むことが楽しく、授業日が待ち遠しくてたまりません」。高橋さんは2年次の6月から1年間、素肌をきれいに見せるノウハウの発信や化粧品の企画などを行う「すっぴんガールズアンバサダー」の一員として活動。ファッションショーやイベントなどにモデルとして出演していました。こうした活動による社会への露出の多さから、ミス福大へのエントリーについては悩みましたが、「後悔したくない」との思いや友人の後押しもあり、出場を決意しました。一方、「映画が好きで、いつか自分も出演してみたい」という思いがありながら人前に出るのが苦手だった臼井さんは「自分に自信を付けたい」と、2018年の元旦にミスター福大への出場を固く誓います。出場をきっかけに芸能事務所などの目に留まれば、という思いもありました。予選を通過した男女各4人のファイナリストは七隈祭の中で行われる本選に臨み、フリートーク、ファッションショーなどで個性をアピールしていきます。臼井さんは〝理想の告白〞を披露する「告白タイム」で、他のメンバーとの違いを出そうとリアルな演技を見せ、会場を大いに沸かせました。「目の前に告白する相手が本当にいると想像し、セリフや間など細かく工夫しました」と振り返ります。高橋さんは、「ステージ上ではハッキリと話すことや笑顔を絶やさないことを意識し、一瞬で自分のファンになってもらえるようにと考えていました」こうした二人の思いは会場に集まった学生たちの支持を集め、グランプリに選ばれました。臼井さんは「これからもフランス語の勉強に力を入れ、学生のうちに現地に留学して語学力を試したい」と抱負を語ります。2018年5月からは福岡の芸能事務所に所属、10月には初の舞台出演もかなえました。「コンテスト出場で少しですが自信が付きました。自分の魅力を見つけて磨き、いつか映画に出演してみたい」。高橋さんは「すっぴんガールズアンバサダー」の仕事内容や、その活動を支えてくれたプロデューサーに魅力を感じ、化粧品会社への就職やプロデューサーとしての活動を考えていました。しかしコンテスト出場をきっかけに「人前に出ること」の魅力も再確認。「今は、何らかの形で情報発信する存在になれたらと考えています」。コンテスト出場を機に、表現する魅力に目覚めた二人。今後の活躍が期待されます。12FUKUOKA UNIVERSITY MAGAZINE January 2019学食の「陽だまり」です。明るく開放感のある雰囲気が気に入って、食事以外でも友人と話し込んでいます。部室がある愛好会会館です。ソフトテニスサークルに所属しており、学部学科を超えて仲間たちと集える場所です。他の大学と比べて学生が多く、総合大学ということでいろいろな人に出会えると思いました。将来を考え、幅広く学ぼうと商学部を選びました。海外で活躍したいと思っていたことと、音が持つ魅力に引かれ、フランス語を学ぼうと思いました。祖父母の家が大学の近くにあったことも決め手でした。高橋臼井高橋臼井「経営戦略」「フランス語」に関心授業に積極的に参加出場理由は「後悔したくない」「自分に自信を付ける」ためコンテスト出場で表現する魅力を再確認キャンパスライフ一問一答高橋さん、臼井さんの学内でお気に入りの場所はどこですか?Q.福大やそれぞれの学部を選んだ理由は何ですか?Q.

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