福岡大学学園通信 No63
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37FUKUOKA UNIVERSITY MAGAZINE October 2018純資産総額は9億1,400万円の増加。資産総額に占める純資産(自己資金)の割合は83.7%で0.3ポイント増加。※本学公式ウェブサイトの情報公表・財務状況(https://www.fukuoka-u.ac.jp/disclosure/nance/)では、詳細な決算情報を公開していますのでご覧ください。貸借対照表(決算規模2,386億円)学校法人福岡大学の財政状態平成29年度に取得した主な施設・設備(単位:千円)科  目資産の部前年度末増 減本年度末212,312,283122,586,62120,385,09169,877,8264,387,10011,109,573178,27616,574,89942,2556031,54186,501,2469,453,6512,353,8795,386,00069,307,7163,224,416129,844865,62918,0802,089,01371,70849,64050226,326,19116,959,4228,494,877120,5356,7107,484608,512128,651238,638,474211,509,378123,776,90920,314,58768,863,0924,447,75612,830,431188,57916,370,8829,1840752,39884,105,00411,824,7132,353,8795,386,00064,540,4123,627,465133,349847,57019,0552,493,89071,67749,64012,28426,804,87917,947,5368,027,568126,6856,99113,296555,153127,650238,314,257802,9051,190,28870,5041,014,73460,6561,720,85810,303204,01733,07160720,8572,396,2422,371,062004,767,304403,0493,50518,059975404,87731011,782478,688988,114467,3096,1502815,81253,3591,001324,217 △△△△△△△△△△△△△△△△校舎、寮、体育館等の建物および建物附属設備(空調等)の額のことです。固定資産有形固定資産土地建物構築物教育研究用機器備品管理用機器備品図書車両土地購入前渡金建設仮勘定特定資産第2号基本金引当特定資産第3号基本金引当特定資産第4号基本金引当特定資産その他の特定資産その他の固定資産電話加入権等収益事業元入金貸付金貸与奨学金預託金差入保証金長期前払金流動資産現金預金未収入金材料貯蔵品立替金短期前払金仮払金資産の部合計将来の特定の目的のために使用する資産のことです。教育研究のために使用される機械設備等の額のことです。決算日(3月31日) における補助金等の未収額のことです。学生生徒等に貸与している奨学金の額のことです。(単位:千円)科  目第1号(施設・設備取得)第2号(計画組入)第3号(各種基金)第4号(運転資金)自己資金で購入した施設設備費の累計額。将来の施設設備取得のための積立金。奨学基金等として保持している金額。恒常的に保持すべき資金の額(1カ月分の運転資金)。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・負債の部純資産の部前年度末増 減本年度末科  目前年度末増 減本年度末25,858,4486,554,250448,50118,855,69713,122,678568,1505,966,2765,346,4171,238,7563,07938,981,126219,209,798202,016,2689,453,6512,353,8795,386,00019,552,45019,552,450199,657,348238,638,474△△26,196,7387,122,400582,22418,492,11413,374,215568,1506,205,8265,290,8141,303,9735,45239,570,953216,099,394196,534,80211,824,7132,353,8795,386,00017,356,09017,356,090198,743,304238,314,257△△338,290568,150133,723363,583251,5370239,55055,60365,2172,373589,8273,110,4045,481,4662,371,062002,196,3602,196,360914,044324,217△△△△△△△△△△△返済期限が1年を超えて到来する借入金のことです。財産的な基盤となる額のことです。学校法人福岡大学が安定的かつ永続的に存続していくために必要な額です。固定負債長期借入金長期未払金退職給与引当金流動負債短期借入金短期未払金前受金預り金仮受金負債の部合計基 本 金第1号基本金第2号基本金第3号基本金第4号基本金繰 越 収 支 差 額翌年度繰越収支差額純資産の部合計負債及び純資産の部合計返済期限が1年以内に到来する借入金のことです。事業活動収支計算書の当年度収支差額の累計額を表します。長期的な収支の均衡を判断する指標となります。29年度末に教職員全員が退職した場合に支払われる退職金の見積額のことです。現金およびすぐに引き出すことのできる預貯金のことです。翌年度に入学する学生生徒等から受け入れた授業料や入学金等のことです。①資金収支計算書では勘定科目等の見直しが行われました。また、近年の施設設備の高度化・財務活動の多様化に対応した活動区分資金収支計算書の作成が義務付けられました。この計算書は、資金収支を「教育活動」・「施設整備等活動」・「その他の活動」に区分し、活動区分ごとの資金の流れを明らかにする計算書です。②消費収支計算書は名称が事業活動収支計算書となり、内容が大幅に変更されています。消費収支計算書では、収入・支出とも総額で把握していましたが、近年の臨時的・事業外の収支の増加を踏まえ、区分経理を導入し収支を経常的なものと臨時的なものに、さらに経常的な収支を教育活動と教育活動外に分けて把握することができるようになりました。また、近年の私学を取り巻く経営環境の変化に対応するため、毎期の収支バランスを見るのに適した基本金組入前の収支差額も表示されるようになりました。③貸借対照表では、固定資産の中科目として新たに「特定資産」が設けられ、さらに従来の「基本金の部」と「消費収支差額の部」を合わせて「純資産の部」とし、保有する資産の調達源泉(他人資本・自己資本)を明確にしています。学校法人会計基準改正の概要・平成27年度から学校法人会計基準が改正されています。貸借対照表の概要(前年度末との比較)活動区分資金収支計算書について注:↑…増加を示す ↓…減少を示す資産の部負債の部資産総額は3億2,400万円の増加。負債総額は5億9,000万円の減少。 ●特定資産↑ その他の特定資産の増加。 ●第1号基本金↑ 4号館、総合体育館新築工事等に係る組入れによる。 ●第2号基本金↓ 第1号基本金への振替による。 ●繰越収支差額 翌年度繰越収支差額をマイナス195億5,200万円計上。流動資産その他の固定資産特定資産有形固定資産資産の部資産の部負債の部固定負債流動負債純資産の部基本金貸借対照表貸借対照表の構造繰越収支差額固定資産純資産の部●長期借入金↓ 借入金の返済による減少。 平成29年度活動区分資金収支計算書(単位:千円)科  目金 額科  目金 額科  目金 額26,676,9321,472,404984,4195,087,8231,044,21036,560,8211,637,91773,464,52638,746,87611,065,00014,450,4642,642,96566,905,3056,559,22195,3706,654,59172,875421,8901562,371,0622,252,9465,118,9294,022,1521,510,1946,689,10612,221,4527,102,523933,9048,036,4271,381,83615,416,8691,921,17214,206,04731,544,088840,33236,00019,86832,440,288568,15015,218,7912,252,31613,856,56931,895,826151,9922,40532,050,223390,0653,657393,722988,11417,947,53616,959,422△△△△△12345678910111213141516171819202122232425262728293031323334353637383940414243444546474849505152No.教育活動による資金収支施設整備等活動による資金収支収 入収 入支 出支 出その他の活動による資金収支収 入支 出キャッシュベースでの本業である教育活動の収支状況を見るものです。当該年度に施設設備の購入がどれだけあり、財源がどうであったかを見るものです。借入金の収支、資金運用の状況等、主に財務活動を見るものです。小計(教育活動資金収支差額+施設整備等活動資金収支差額)(16+29)支払資金の増減額(小計+その他の活動資金収支差額)(30+49)前年度繰越支払資金翌年度繰越支払資金教育活動資金収支差額(14+15)施設整備等活動資金収支差額(27+28)その他の活動資金収支差額(47+48)学生生徒等納付金収入手数料収入特別寄付金収入経常費等補助金収入付随事業収入医療収入雑収入教育活動資金収入計人件費支出教育研究経費支出医療経費支出管理経費支出教育活動資金支出計差引(8-13)調整勘定等施設設備寄付金収入施設設備補助金収入施設設備売却収入第2号基本金引当特定資産取崩収入引当特定資産取崩収入施設整備等活動資金収入計施設関係支出設備関係支出引当特定資産繰入支出施設整備等活動資金支出計差引(22-26)調整勘定等有価証券売却収入引当特定資産取崩収入その他の収入小計受取利息・配当金収入収益事業収入過年度修正収入その他の活動資金収入計借入金等返済支出有価証券購入支出引当特定資産繰入支出その他の支出小計借入金等利息支出過年度修正支出その他の活動資金支出計差引(38-46)調整勘定等教育活動による資金収支施設整備等活動による資金収支その他の活動による資金収支活動区分資金収支計算書は、学校法人会計基準の改正により、平成27年度決算より作成が義務付けられた計算書です。平成29年度決算では、№16 教育活動資金収支差額は66億5,500万円の収入超過、№29 施設整備等活動資金収支差額は 80億3,600万円の支出超過になり、合計は13億8,200万円の支出超過になりました。また、№49 その他の活動資金収支差額は3億9,400万円の収入超過となり、平成29年度の支払資金の減少額は9億8,800万円になりました。❶筑紫野市俗明院一丁目392番1土地購入  ❷4号館新築工事❸ななくまのもり保育園新築工事❹第二記念会堂耐震改修工事❺5号館別館耐震改修工事❶内視鏡機器三式 ❷大型バス〈設備関係〉(機械器具・車両)〈施設関係〉(土地・建物・構築物・建設仮勘定)❻若葉高等学校講堂兼体育館耐震改修工事❼有朋会館耐震改修工事❽若葉高等学校南館各階トイレ改修工事❾8号館各階西側トイレ改修工事大濠高等学校野球場センター側           防球ネット増設工事第3号1.0基本金91.9有形固定資産51.4借入金等 6.2第1号 84.7前受金2.2第2号 4.0第4号 2.2退職給与引当金 7.9負債の部純資産の部特定資産36.2流動資産 11.0その他の固定資産 1.4繰越収支差額△8.2学校法人福岡大学の財政状態を分かりやすく見るために、それぞれを構成比で表しました。学校法人福岡大学が存続していくために必要な額です。負債16.3※資産=負債+純資産※平成30年3月31日現在の財政状態

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