福岡大学学園通信 No63
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18FUKUOKA UNIVERSITY MAGAZINE October 20183年次の9月から書く「就活ノート」◀ロンドン留学時に現地の友人と▶結果は後からついてくる自分を出し切ることが大切卒 業4年次4月 三井住友海上火災保険(株)に内々定●6月 就職活動終了●入 学1、2年次2年次にエクステンションセンターのMOS(Microsoft Office Specialist)対策講座に通い、MOSの資格を取得。独学で秘書検定にも合格。「パソコンスキル、ビジネスマナーはどの仕事でも必要だと思いました」●留学資金を貯めるため、飲食店で接客のアルバイト。人と接することが好きだったことも、進路を決める際のポイントに●3年次8月 1カ月間、自ら留学先を探してイギリス・ロンドンへ。新たな価値観に触れる●9月 ゼミの課題で銀行やブライダル業界に勤める卒業生と面談●1月 ゼミ生数人と一緒に地方銀行の支店長と面談●12月 企業説明会への参加を始める。ゼミ生数人と一緒に航空業界の現場の責任者の方と面談●2月 就職・進路支援センターの「面接対策講座」を受講●手損害保険会社・三井住友海上火災保険株式会社の営業担当として4年目を迎えた仲村さん。同社の火災保険や自動車保険などを取り扱う代理店への営業支援や新たな代理店の開拓を行っています。「損害保険には日常生活や企業活動に関係する多くの商品があり、現場での経験を積めば積むほど保険の奥の深さを感じます」。 就職に向けて具体的に動き始めたのは3年次の秋。木下敏之先生のゼミで九州の経済や企業について研究し、「興味がある業界の卒業生3人に会う」という課題を通じて、自然と進路に向き合うようになりました。企業説明会やOB・OG訪問の後はすぐに喫茶店などに寄り、話の内容や反省点を詳細にメモ。折に触れて見返すことで次に生かしました。 航空・銀行業界を中心に幅広い業種の採用選考を受ける中で不採用も経験し、落ち込むこともありましたが、「自分を出し切った結果であれば、その企業と自分は合わなかったと思うようになりました」。三井住友海上火災保険では面接でじっくり話を聞いてくれる会社の雰囲気に引かれ、「自分が認められている」と感じ、入社を決めたと言います。 「当初は考えていなかった業界や職種でも選考を受けるうちに〝自分に合っている〞と思える会社に出合えることもあります。選考結果に一喜一憂せず、最後は自分の適性に合った企業から内定をもらえると信じ、飾らない自分を出すことが大切だと思います」大\就職までの道のりを紹介!/ 仲村さんのリアル就活ストーリー就職・進路支援センターからのお知らせINFORMATIONINFORMATION3年次生は就職の「軸」を考え、1、2年次生は将来への意識を持とう。3年次生の皆さんは来年3月の就職活動解禁に向けて、職種や働き方、勤務地など就職に当たって重視する自分なりの「軸」を考えましょう。11月以降、「就職ガイダンス」や「業界研究セミナー」などの就職支援行事を多数予定していますので、自分に向き合うきっかけにしてください。就職活動を前に漠然とした不安を抱えている人もいると思いますが、皆さんの将来に向けた準備をセンターのスタッフがサポートします。就職活動が本格化する前に、就職・進路支援センターを一度訪ねてみてください。1、2年次生の皆さんは勉強やクラブ活動に忙しいでしょうが、普段から将来を意識しておくことが大切です。その上で、自分で設定した課題への挑戦、何かを創造する経験など、時間のある今の時期にぜひ多くのことに取り組んでほしいと思います。それが結果的に就職活動にも生きてくるはずです。上田 文音さん就職・進路支援センター事務室仲村 香理さん三井住友海上火災保険株式会社福岡支店 大牟田支社(経済学部産業経済学科2015年卒業)※当時の就職活動のスケジュールは現在とは異なります

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