福岡大学学園通信 No62
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31FUKUOKA UNIVERSITY MAGAZINE June 2018貸与額は第一種奨学金と同じ。貸与開始:12カ月以内で家計急変の生じた月まで遡及可能。貸与期間:第一種奨学金に準じる。家計支持者の失職、死亡その他の理由によって家計が急変し修学が困難になった場合の緊急の貸与制度です。福岡大学では、家計の事情によって学生生活に支障をきたすおそれのある学生を対象に、本学独自の奨学制度を設けています。学びに対する前向きな意志と優れた能力を持つ人材が、経済的な理由で修学を諦めるのは悲しいことであり、本学にとっても大きな損失であると考えるからです。具体的には、返還義務のない「福岡大学給費奨学金」「福岡大学学生サポート募金給費奨学金」、返還義務はありますが無利子の「福岡大学奨学金」「福岡大学有信会奨学金」のほか、特に優秀な学生を表彰する「福岡大学特待生」や、保護者の失職・死亡などで家計が窮迫し修学が困難になった学生を対象にした「緊急貸与」などがあります。本学ではこれらの制度をもとに、学生が経済的な理由で夢や志を断念することがないよう、支援を行っています。この他、日本学生支援機構奨学金や地方自治体、民間育英団体が実施している奨学制度もあります。少しでも悩みや疑問があれば、まずは学生課の窓口に相談してください。保護者の方からの相談にも対応しています。奨学・特待生制度の恩恵を受けた人はもちろん、学生の皆さんは社会に支えられていることを忘れずに、将来は社会に恩返しができるよう、一層勉学に励んでください。学ぶ意欲を経済面からサポート福岡大学独自の支援制度学生生活を支援する奨学・特待生制度福岡大学独自の奨学制度その他の奨学制度福岡大学特待生制度対象年次 : 学部2年次以上前年度の学業成績ならびに品行が特に優秀な学生を「特待生」として表彰する制度です。全学部学科の2年次以上の学生から約200人が選ばれ、奨学金として30万円が授与されます。入学前予約型給付奨学金「ななくま七隈のもり杜」対象年次 : 学部1年次 ※事前申請が必要一般入試出願予定者を対象(家計基準あり)に、入学後の奨学金給付(返済不要)を出願前に確約する制度です。11月から12月中旬に申請を受け付け、審査の上、12月下旬に採用候補者を決定します。その後、一般入試に合格し、入学後に所定の手続きをすることで正式に採用されます。また、第3子以降を対象とする「第3子以降特別給付奨学金」も設けています。2018年度の採用実績は合計で297人でした。奨学制度の種別趣旨および資格2017年度採用実績返還義務の有無給付・貸与内容出願時期対象年次支給形態福岡大学給費奨学金(一号)給 付2年次以上(学部)4月中旬なし202人人物・学業成績ともに優秀でありながら、経済的な理由で学業継続に支障をきたすおそれのある学生を援助し、優れた人材育成を目的とする制度です。●文系30万円  (商二部は15万円)●理系50万円●単年度採用福岡大学給費奨学金(二号)給 付全学年(学部)12月なし8人課外教育活動において、極めて特異な能力を有し、かつ、優れた業績を示した者を育成する制度です。●60万円以内●単年度採用福岡大学学生サポート募金給費奨学金給 付全学年(学部)5月と10月なし8人修学の意欲および能力があるにもかかわらず、経済的に修学困難な学生を援助する制度です。●30万円●単年度採用福岡大学利子補給奨学金給 付全学年(学部)12月下旬なし17人本学が提携する金融機関の教育ローンを借りている者に、在籍期間中の利子相当額の全部または一部を給付する制度です。●医学部医学科を除く学部・学科 5万円以内 ●医学部医学科 10万円以内福岡大学有信会奨学金(貸与)貸与(無利子)最終学年次(学部)4月中旬卒業後10年以内で返還6人学部卒業見込みで原級歴のない最終学年次生であり、卒業単位まで20単位未満の学生に貸与する制度です。●50万円●期間:1年間福岡大学奨学金(貸与)貸与(無利子)全学年(学部)4月中旬卒業後10年以内で返還115人人物・学業成績ともに優秀でありながら、経済的な理由で学業継続に支障をきたすおそれのある学生を援助し、優れた人材育成を目的とする制度です。●64万円を限度●単年度採用福岡大学奨学金(緊急貸与)貸与(無利子)全学年(学部)随時出願可能卒業後10年以内で返還0人家計支持者の失職、死亡その他の理由により家計が急変し、修学が困難になった場合の緊急の貸与制度です。●64万円を限度●単年度採用奨学制度の種別趣旨および資格2017年度採用実績返還義務の有無給付・貸与内容出願時期支給形態日本学生支援機構「第一種奨学金」貸与(無利子)4月中旬あり117人特に優れた学生で経済的理由により著しく修学に困難がある者。別に定める貸与基準(学力・家計・人物・健康)を満たすことが必要。月額は2万円から6万4千円まで、通学形態や家計基準によって選択できる金額が異なります。貸与開始:4月貸与期間:標準修業年限を限度(薬学部および医学部医学科は6年、その他の学部・学科は4年)日本学生支援機構奨学金(緊急)貸与(無利子)随時出願可能あり13人日本学生支援機構「第二種奨学金」貸与(有利子)4月中旬あり322人優れた学生で経済的理由により著しく修学に困難がある者。別に定める貸与基準(第一種奨学金より緩やか)を満たすことが必要。月額は2万円から12万円まで、選択できる金額が異なります。月額12万円を選択した場合に限り、医学部医学科生は4万円、薬学部生は2万円の増額を希望することができます。貸与開始:4月~9月の希望月貸与期間:第一種奨学金に準じる。日本学生支援機構奨学金(応急)貸与(有利子)随時出願可能あり6人家計支持者の失職、死亡その他の理由によって家計が急変し修学が困難になった場合の緊急の貸与制度です。貸与額は第二種奨学金と同じ。貸与開始:12カ月以内で家計急変の生じた月まで遡及可能。貸与期間:第一種奨学金に準じる。各種育英会・奨学団体奨学金(給費・貸与)給付・貸与ありーーー37人地方自治体や民間育英団体による奨学制度です。詳しくは学生課にお問い合わせください。※これらの奨学金は応募条件等がそれぞれ異なります。事前に内容の確認をしてください。

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