福岡大学学園通信 No61
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30FUKUOKA UNIVERSITY MAGAZINE April 2018「気(気勢)剣(正確な太刀筋)体(正しい体さばき)」が求められる剣道。部員たちの気迫がぶつかり合う道場には緊張感が漂う部員数47人(男子32人、女子15人)。1934年創部。平日は17時から、土曜日は10時から2時間程度、総合体育館剣道場で練習を行っている。(左)練習の始まりと終わりには全員で姿勢を正し、一礼。「剣道を通して学ぶことは多いが、礼儀もその一つ」(前田主務)(右)2017年6月に行われた西日本学生剣道大会での集合写真。「一生懸命さの中にも、楽しさがあるのが福大剣道部の魅力」と新開主将年間行事5月全九州学生剣道選手権大会6月西日本学生剣道大会11月全日本女子学生剣道優勝大会九州インカレ7月全日本学生剣道選手権大会10月全日本学生剣道優勝大会9月全九州学生剣道大会〝気持ちで負けない剣道〟で全国大会上位を目指す剣道部男女合わせて47人が所属する剣道部。毎年のように個人・団体とも全国大会に出場し、2017年は女子団体で全日本女子学生剣道優勝大会ベスト8の実績を残すなど、九州でも屈指の強豪です。「礼に始まり礼に終わる」武道の精神にのっとり、部員は指導者や練習相手に敬意を払いながら練習に励んでいます。基本技を身に付ける「基本打ち」をみっちり1時間ほど行った後、実戦に近い形の「地稽古」で、技を繰り出すタイミングや試合感覚を養っていきます。団体戦では、「先取した一本を全員で守る〝しぶとさ〞が持ち味」と女子主将の新開樹里さん(スポーツ科学部健康運動科学科4年次生)。「実力差がなければ勝敗を分けるのは気持ち。自信を持って試合に挑めるよう、練習に励んでいます」。主務の前田裕希さん(経済学部経済学科4年次生)は、「昨年は総合体育館が完成し、新コーチを迎えるなど転機の年でした」と振り返ります。男子は11月の全国大会後、思うような結果を残せていませんが、「今春には有望な新入部員も入ってきましたので、強い福大剣道部の復活を目指します」と力を込めました。

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