福岡大学学園通信 No60
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Action小学4年生の時に始めたバレーボールに中学、高校と打ち込み、九州で一番強い福岡大学に入学しました。一方で3歳から15歳まで英会話を習っており、短期間のホームステイも経験していたことから、大学生のうちに留学をしたいという思いもありました。ただ、1年次の頃は部活と授業で忙しく、留学のことを考える余裕はありませんでした。日々の生活に少し余裕が出てきた2年次になるとEPに行くようになり、そこで交換留学制度のことを知りました。将来は「世界一の体育教師になりたい」「バレーボールには卒業後も関わっていきたい」という目標があり、自分を大きく変えたいという思いもあって、3年次に留学を具体的に考え始めました。留学先を考えた時、スポーツの強いアメリカ、先進的な教育が学べるフィンランド、そして交換留学の協定校があるブラジルが選択肢として浮かびました。この3つを比較した結果、「1年間の交換留学制度がある」「バレーボールで世界ランキング1位の実績」という二つの条件を満たすブラジルの連邦立サンタ・カタリナ大学に行こうと決めました。交換留学生の選考試験が行われる12月まで、残された期間は半年間。その間に留学の出願要件である語学力の向上を行わないといけないことを考えると、部活との両立は難しいと判断し、部活を休部させてもらいました。それから選考試験までは参考書を購入して、必死に勉強に取り組みました。また、留学に必要な費用を少しでも稼ごうとコンビニエンスストアでのアルバイトを1年間続けました。「世界一のバレーボール大国では、どのような指導がなされているのか」。そのことを知りたいという思いを胸に、3年次の3月、合格。8月、ブラジルに発ちました。出発までの1年間、独学でポルトガル語の勉強を続け、少しは会話ができると思っていましたが、現地ではまったく通用しま特 集意思疎通に苦しんだ半年間それでも「思い」は発信し続けた05FUKUOKA UNIVERSITY MAGAZINE January 2018[目標への第一歩]小学生の時に3週間のニュージーランドへのホームステイを経験。長期の留学への思いはあったが、大学入学後は部活や授業で多忙の日々を送る。徐々に生活のリズムをつかめるようになり、2年次の時に「授業の空き時間、英語を話してみよう」とEPを訪れ、交換留学制度のことを知る。EPに行ってみたスポーツ科学部健康運動科学科4年次生西原 康平さん留学先:交換留学制  度:2016年8月~2017年7月(約1年間)期  間:ブラジル(連邦立サンタ・カタリナ大学)「世界一の国の指導法」を求め猛勉強の末にブラジルへ「世界一の体育教師になる」ために世界を知り、自分を変えたかったから交換留学を目指したのは…AFUKUOKA UNIVERSITY MAGAZINE January 2018InternationalProgramSpecial

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