福岡大学学園通信 No60
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29FUKUOKA UNIVERSITY MAGAZINE January 2018学生生活被災地の特産品や料理を、物産展や学食でPR学生チャレンジプロジェクト2017年度 第13回福大生ステップアッププログラム(FSP)の一環として行われており、13回目を迎えた学生チャレンジプロジェクト。福大生の自主的で自由な発想から企画された独自のプロジェクトを大学が物心両面から支援するものです。2017年度に採択された2つの団体の活動を紹介します。東日本大震災後、本学では継続的に復興へ向けた支援を行うとともに、防災および災害支援について学習する機会を設けています。その取り組みに参加した学生たちが、自主的に組織する団体「宮城ー福岡架け橋隊」。そのメンバーである日髙さんを中心に企画されたのが本プロジェクトです。「震災の記憶を風化させないためにも継続的な活動が必要だと思い、福岡にいてもできる支援活動を企画しました」と日髙さん。宮城県に加え、熊本地震の被災地や九州北部豪雨で被害を受けた朝倉地区の3地域の特産品を紹介・販売する「宮城・熊本・朝倉物産展」を9月30日に博多駅そばの商業施設「KITTE博多」で、同ビル8階にある「福岡大学博多駅クリニック」の協力のもと開催しました。12月には学食コラボメニューとして、期間限定で3地域の地元料理や食材を使ったメニューを第一食堂で提供し、人気を博しました。■1 9月に行われた物産展には約200人が来場 ■2 手作りのPOPで来場者に商品の魅力をアピール ■3 宮園さん(左)と日髙さん(右)を中心にメンバーと打ち合わせ ■4 宮城県産のタコを使ったタコカレー。その他にも熊本産のスイートポテトなど各地の食材を使ったメニューを学食で提供した1234代表者/日髙 航大さん    (理学部化学科3年次生)メンバー/6人「宮城・熊本・朝倉物産展」や、学食コラボメニューの提供を通して、被災地の魅力を伝え、観光需要の喚起を促す。DATA災害復興架け橋プロジェクト被災地の特産品を紹介し、魅力を伝える

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