福岡大学学園通信 No60
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18FUKUOKA UNIVERSITY MAGAZINE January 2018「自分は何ができるのか」適性を探り続けた大学時代INFORMATIONINFORMATION就職までの道のりを紹介!リアル就活ストーリー入学1〜2年次自分の適性を見極めようと、幅広い職種のアルバイトを経験3年次就職・進路支援センターでエントリーシートの書き方などを学ぶ10月 就職活動スタート。モノづくりに携わる仕事をしたいと製造業を中心に採用試験を受ける12月 (株)ルミカに内定。3月までに複数の企業から内定を獲得4年次ルミカで週1回のアルバイトを続けながら、地元企業のほか大手メーカーも受験最終的にルミカへの就職を決める卒業現在TAKU OTSUKASTORY of JOB HUNTINGコンサート会場などで観客が手にする色とりどりのペンライトや釣用発光グッズなど化学発光による照明器具(ケミカルライト)を製造・販売する株式会社ルミカ。化学発光分野では世界のトップメーカーです。大塚さんは営業や開発などを経て、現在は社長直属の部署で新商品の設計の仕事をしています。1年次から「自分は何ができるのか」と考えていたという大塚さん。自らの適性や社会の仕組み、お金を稼ぐ苦楽を知ろうと、さまざまなアルバイトに取り組みました。そこで経験した社会人との交流や、スケジュール管理の大切さなどは大いに勉強になったと言います。3年次になると就活モードに切り替え、就職・進路支援センターでエントリーシートの書き方などを学びました。モノづくりに携わりたいと、就職に関する情報を収集する中で、ある先輩から聞いた「説明会でユニークな会社に出合ったよ」というひと言が、ルミカとの出合いでした。説明会で社長自ら会社のことを紹介される姿を見て、いろいろなことに挑戦できそうな社風を感じました。書類選考では、その社風に引き込まれるように「発明家になってみんなを幸せにする」という幼い頃からの夢を仕掛け絵本の形にして提出し、見事内定を得ました。「自分のことは自分では分からないもの。長所や短所を周りの人に聞いてみた方がいいと思います」とアドバイスを送ってくれた大塚さん。「就活は自分を見つめ直す絶好のチャンスです」。就職・進路支援センターより完璧でなくても「動く」ことで、就職活動への不安は減少する「就職活動といっても、何から始めればよいのか分からない」という人は多いと思います。社会や仕事の仕組み、業界や企業情報、自分のスキルや特性などを把握していない状態では、当然のことです。しかし、情報や知識をしっかりと身に付けてから活動を始めようと思っていては、いつまでたってもスタートを切ることができません。就職活動で何よりも大切なことは、まず「動く」ことです。多くの人に会って話をすることで、さまざまな情報やアドバイスが得られ、自分の目指す方向性が少しずつ見えてきます。本当に必要なスキルや知識は、行動することでしか身に付けることはできません。2018年3月1日、2日は第二記念会堂で、約300社による合同企業説明会が開催されます。ぜひ、この機会を、スタートを切るきっかけにしてください。大塚 卓さん株式会社ルミカ 直販セクション[理学部物理科学科 2012年卒業]丹下 忠彦さん就職・進路支援センター事務室3年次に研究室で。「ラジコンカーをハンドルで操作できないか?」など、さまざまな分野に関心を持ち、熱心に研究に取り組んだ3年次の2月に経験したスペイン一人旅。世界遺産「サグラダ・ファミリア」を背景に一枚卒業旅行で物理科学科の友人たちと

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