福岡大学学園通信 No59
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07FUKUOKA UNIVERSITY MAGAZINE October 2017特 集03(経済学部経済学科 4年次生)内定先:丸三証券株式会社(営業職)米原 尚歩さん人との出会いを楽しむことで就職活動が前向きにお客さまに信頼される人になりたい私の仕事観高校生の時に参加したオープンキャンパスで、大企業を中心にどう金融が動いているかという模擬授業を受けて非常に興味深い分野だと感じ、本学部に進学を決めました。学べば学ぶほどニュースが理解できるようになり、経済の面白さを知りました。就職活動では、企業の説明会などに参加する中で、社員の方や集まっている学生も含めた全体の雰囲気を見て、「この人たちと働きたいか」という視点でアンテナを張っていたように思います。丸三証券株式会社との出合いは、3年次の3月に学内で開催された合同企業説明会でした。社員の方が、楽しそうに自社のことを説明する姿が印象的でした。私はそれまで営業には向かないと思い込み事務職を希望していたのですが、募集は営業職のみ。それでもその企業に魅力を感じて採用試験を受けることに。支店長や営業職の方と面接を重ね、さまざまなエピソードを通してお客さまと良い関係を築いている様子を知り、徐々に営業職への不安は薄れていきました。選考中、何度も支店を訪れるうちに現場の空気感や、働く方々の人柄も大好きになりました。営業スタイルはお客さまの要望を第一に考えて提案していて、それは、提案を受ける側に立っても、安心できそうなものでした。私も仕事を通して、お客さまと強い信頼関係を築けるようになりたいと思いました。就職活動中は不安なことも多くありましたが、前向きな友人に会ってモチベーションを取り戻し、面接に臨む際には緊張を「どんな人に会えるだろう」という期待に変えて前向きに楽しむようにと心掛けました。入社後は先輩方を見習って目の前のお客さまとしんし真摯に向き合い、「米原さんだから話したい」と言ってもらえるような営業パーソンになりたいです。内定者04(工学部電子情報工学科 4年次生)内定先:株式会社NTTドコモ(技術職)稲田 彩伽さん資格取得が決め手となり、目指す技術者の道に近づいた世の中にない、新しいものを生み出したい私の仕事観高校生の時、華やかさに憧れてテレビ局に就職したいと思っていました。競争率の高いテレビ局ですが技術職なら入りやすいと考え、電子情報工学科に進学しました。本学科では、卒業すると無線の国家資格である「第一級陸上無線技術士」の一部受験科目が免除されるのですが、就職活動に向けて強いアピールポイントにしたいと猛勉強。卒業を待たずに受験し自力で資格を取得しました。大学でせっかく身に付けた知識を最大限に生かすなら目指すべき業界は「通信系」だと、3年次後期には無線をテーマとする研究室で勉強をしました。3年次の3月、学内の合同企業説明会に参加し、通信技術で企業の課題を解決する仕事の存在を知りました。「新しいものを新しい技術で生み出し、世の中に貢献したい」。目指す将来像が見えました。そこからICT(情報通信技術)が特色の企業に注目。中でも株式会社NTTドコモの、技術進歩で作る未来を提案した映像を見た時は胸が高鳴り、無線とICT双方の事業を行っている点にも引かれ、第一志望としました。就職活動中は、就職・進路支援センターに朝から夕方まで通い詰めてエントリーシートを練り上げ、研究室にひんぱん頻繁に通っては先生から多くの知識を吸収したので、面接での専門的な質問にも、戸惑わずに答えることができました。大学生で「第一級陸上無線技術士」の資格を持っていたことも非常に珍しいと驚かれたので、内定の大きな決め手になったと思います。 入社後は、技術職として基盤となるさまざまな部門で経験を積み、いつでも、どこでもだれとでもつながる〝あたりまえ〞をつくることができるネットワークデザイナーになりたいです。内定者

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