福岡大学学園通信 No59
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DMATとは「災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム」のことで、医師・看護師・業務調整員で構成されます。福岡大学病院では福岡県の要請を受け7月6日、DMATの第一隊として県庁内のDMAT調整本部へ救命救急センター副センター長および事務職員1人を送りました。7日には第二隊として朝倉市に医師・薬剤師・事務職員各1人ならびに看護師2人を派遣しました。31FUKUOKA UNIVERSITY MAGAZINE October 2017コラム福岡大学の災害への取り組みinformation地震、台風、集中豪雨など自然災害の発生に対し、福岡大学ではさまざまな支援・連携活動に取り組んでいます。ボランティア派遣や募金活動のほか、災害拠点病院である福岡大学病院を中心とした医療支援など、幅広い活動を行っています。問い合わせ■災害が起こった場合「FUポータル」「公式ウェブサイト」等で大学からのお知らせを確認してください。 ■被害に遭った際、学部生は学生課、大学院生は大学院事務課、法科大学院生は法科大学院事務室まで連絡してください。 電話:092-871-6631(代) ※今回の九州北部豪雨の被災学生への対応として、対象者に授業料等減免や災害見舞金の支給措置を行っています。2011年の東日本大震災後、復興支援を行うとともに防災について学ぶ課外教育プログラムを行っています。参加した学生は現地で被災された方々から話を聞き、「震災を風化させない」という思いを胸に刻み、今後の活動につなげていきます。今年度の「学生チャレンジプロジェクト」に採択された「災害復興架け橋プロジェクト」参加メンバーが、9月30日にKITTE博多(JR博多駅前)8階で「災害復興物産展」を行いました。東日本大震災・熊本地震・九州北部豪雨で被害を受けた地域の商品を販売するとともに、記憶の風化や風評被害の防止を呼び掛けました。災害復興物産展東日本復興夏期セミナー九州北部豪雨復興支援活動DMAT派遣学校法人福岡大学では、教職員を対象に募金を募りました。同窓会組織である有信会からの義援金と合わせて1,540,000円が集まり、8月8日に西日本新聞民生事業団へ寄託しました。また、学生たちが自主的に行った募金活動を本学学友会組織である総務委員会が取りまとめ、9月26日に42,954円を九州朝日放送「KBC水と緑の基金」に寄付しています。募 金災害発生後、学生たちは自主的にボランティアとして現地に入りました。活動は準硬式野球部をはじめとする各部・サークル単位で行われたほか、個人でも参加したことを把握しています。大学としても公式に8月9日に学生ボランティアを計画しましたが、悪天候のため学生の安全を考慮し、当日の活動は見送られました。現地からの「人手が足りない」という声を受け、今後もボランティアの派遣を予定しています。学生ボランティア7月5日から6日にかけて、九州北部を中心とした集中豪雨が発生し、福岡県朝倉市、東峰村や大分県日田市などで大きな被害が出ました。被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。本学では今後も、復興に向けた支援活動を続けていきます。

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