平成19年7月2日
平成19年6月30日(土)福岡大学A棟AB02教室において、第1回教育マネジメントサイクル活動報告会(FD推進委員会および教務委員会の共催)を開催しました。
大学全入時代の到来により大学間競争が一層激化する中で、大学・学部・学科等の個性・特色を生かし、組織として教育責任を果たしていくことが強く求められています。本学ではPDCAサイクルにより組織的・継続的に教育効果を高めていく教育マネジメントサイクルに取り組み、約2年が経過しました。
この報告会は、各組織の具体的な取り組みや成果を相互に共有し、さらなる教育改善に生かすことを目的としたものです。土曜日の午前中にもかかわらず教職員約120人が参加しました。

今野教務部長の進行で始まった報告会では、山下学長の開会挨拶の後、第一部の事例報告では、特に先駆的に活動に取り組んでいる組織の代表が、各々15分程度の報告を以下のとおり行いました。
- 1.共通教育センター〔平松信康 共通教育センター長〕共通教育
センターのFD活動
―いかに教育の成果および問題点を収集しフィードバックするか― - 2.法学部〔武居一正 法学部FD委員会委員長〕
教育マネジメントサイクルと法学部の取り組み
―学生の基礎能力の向上とわかる講義の実現― - 3.工学部〔鶴田直之 工学教育に関する会議議長〕
継続的学習能力の育成を目的とした教育マネジメントサイクルの実現に向けて

第二部のパネルディスカッションでは、今野教務部長がコーディネーターとなり、上記報告者3人に田村隆一人文学部教授(FD推進委員会委員)ならびに出石宗仁医学部教授(医学部教育計画部)を加え、「教育マネジメントサイクル活動の深化 -さらなる教育力の向上をめざして-」と題し活発な意見交換が行われました。また、フロアからは多くの質疑や意見が寄せられ、パネラーからは時間の許す限りの回答をいただきました。
最後にFD推進委員会委員長である新関副学長から閉会の挨拶があり、熱気冷めやらぬまま、報告会を終了しました。