〔学生取材コラム〕-インターンシップ参加者の声③「女子霞が関インターンシップ(下)」ー

福岡大学では、学生のキャリア支援を行い職業観を高めていく取り組みの一つとして、インターンシップを推進しています。2014年度国内派遣数は558人で、九州では1位、全国では13位(出典:『2016年版大学ランキング朝日新聞出版』)となっています。

2015年の夏にインターンシップに参加した2人の学生に学生広報サポーター(グーミーズ)が話を聞きました。

全3回にわたって紹介する「インターンシップ参加者の声」の第3回は、内閣人事局が主催する「女子霞が関インターンシップ」に参加した峯山芙美香さん(理学部化学科3年次生)に楠野瑞季さん(人文学部日本語日本文学科4年次生)が インタビューした2回目の記事です。

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■「インターンシップを通して見えてきた自分と本当にやりたいこと―霞が関インターンシップに参加した彼女の決断」

インターンシップを通して峯山さんが得たもの、そしてインターンシップに参加するということ

最初は興味本位だったが、このインターンシップを通して自分の弱みを知り、成長することができた峯山さん。参加したことで自分の進路についても方向性が見えたという。「いろんな人から話を聞いたことで、自分が4年間大学で学んできたことを生かさなくてはならないと感じました。この内閣関係の仕事が自分に合わないと思ったわけではありませんが、もっと自分にしかできないことが別にあるのではないかと考えました。そこで公務員として国の内側からではなく、民間企業の一員として理系の知識を生かしつつ国に貢献できる仕事がしたいと思いました」。

「自己分析は客観的に見ることを大切にしたい」「偏った知識を持たないためにも幅広くいろんな企業を見てみたい」と語ってくれた峯山さん。女子霞が関インターンシップを通して、自分の弱みを見付け、物事を多角的に見る必要性を感じるなど、さまざまなことを学ぶ機会となったようだ。

「面倒くさい」という理由でインターンシップに参加しない学生もいる。しかし、インターンシップはその企業のことを深く知ることができるだけでなく、峯山さんのように就職活動開始前に自分の問題点や改善点、自分の将来なりたい方向性(=キャリアプラン)を知る良い機会なのだ。就職活動が解禁になる3月になってから始めるのでは遅い。就職活動はインターンシップから始まっているのである。また、「何となく」「周りが参加しているから」「とりあえず参加していれば選考に有利になるから」という理由でインターンシップに参加しようとする学生が少なくないように思う。そのような曖昧な理由では得るものも十分得られずに、就職活動開始までの貴重な時間を無駄にしてしまうだけである。インターンシップに参加する際は「興味がある業界(または企業)だからぜひ覗いてみよう」「自分の話す力がどれくらいのものか試してみよう」など何か目的を持って参加してみよう。目的意識を持って参加することで自分についてもっと知ることができるし、方向性も見えてくる。そして、これらはきっと就職活動に生きるだろう。

行きたい業界や企業が決まっている学生はもちろん、まだ何も決まっていない学生には、ぜひ目的を持ってインターンシップに参加することをお勧めしたい。

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インターンシップで配付されたパンフレット

【学生広報サポーター(グーミーズ)・楠野瑞季さん(人文学部日本語日本文学科4年次生)】

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