特待生・奨学・授業料等減免制度

本学では日本学生支援機構奨学金への推薦および独自の奨学制度を実施しています。
その他にも地方自治体、民間育英団体が実施している奨学制度があり、広く利用されています。
本学学生の約5割がいずれかの奨学金を受給しています。
※これらの奨学金は応募条件等がそれぞれ異なります。事前に内容を確認してください。

日本学生支援機構給付奨学金(高等教育の修学支援新制度)

本制度は2020年4月から始まった経済的に困難な学生を支援する制度で、授業料減免と給付奨学金の二つの支援を併せたものです。採用後も経済状況に応じた支援区分の見直し、学業成績、学修意欲等による審査があります。

募集時期

4月上旬、9月上旬

支給額(月額)

私立大学・住民税非課税世帯(第1区分)の場合

  • (自宅通学)38,300円
  • (自宅外通学)75,800円
※支援の区分は4段階あり、世帯構成や年収などで異なります。

給付奨学金家計急変採用

予期できない事由(主たる家計支持者が失職、事故、病気若しくは死亡等または火災、風水害等の災害等)により家計が急変し、急変後の収入状況が地方税情報に反映される前に支援の必要がある場合は学生課奨学金窓口に相談してください。(ただし事由が発生してから3か月以内の要件があります)

詳しくは、文部科学省特設サイト「高等教育の修学支援新制度」及び日本学生支援機構「奨学金の制度(給付型)」をご覧ください。

日本学生支援機構貸与奨学金

人物、学業ともに優れ、経済的理由によって修学困難な学生に対し、日本学生支援機構から貸与される奨学金制度です。第一種奨学金(無利子貸与)、第二種奨学金(有利子貸与)、入学時特別増額貸与(有利子貸与)等があります。貸与期間は標準修業年限内で、終了後は必ず返還しなければなりません。

第一種奨学金(無利子貸与)

特に優れた学生で、経済的理由により著しく修学困難な者に貸与されます。

募集時期

4月上旬、9月上旬

貸与額(月額)

2万円から6万4千円まで、通学形態や家計基準によって選択できる金額が異なります。

第二種奨学金(有利子貸与)

第一種奨学金より、ゆるやかな基準によって選考された者に貸与されます。

募集時期

4月上旬、9月上旬

貸与額(月額)

2万円から12万円までの間で1万円単位で金額を選択できます。また、12万円を選択した場合に限り、医学部医学科生は月額4万円、薬学部生は2万円の増額を希望できます。

入学時特別増額貸与(有利子貸与)

1年次(編入学生の入学年次を含む)において、第一種、または第二種の貸与を受ける者は、希望により、増額(10万円、20万円、30万円、40万円、50万円から選択)して貸与を申込むことができます。(入学時特別増額貸与のみを申込むことはできません)

第一種奨学金緊急採用、第二種奨学金応急採用

家計の急変(主たる家計支持者が失職、事故、病気若しくは死亡等または火災、風水害等の災害等)で奨学金を緊急に必要とする場合は、学生課奨学金窓口に相談してください。(ただし事由が発生してから1年以内の要件があります)

福岡大学特待生

前年度の学業成績並びに品行の特に優秀な学生を学部ごとの選考基準により「特待生」として表彰する制度です。2年次以上の各学年、各学部学科より約200人が選ばれ、奨学金として30万円が授与されます。

福岡大学独自の奨学・授業料等減免制度

人物、学業成績ともに優秀でありながら、経済的理由で学業継続に支障をきたすおそれのある学生を援助し、優れた能力の伸長と有為な人材の育成を目的として設けられた本学独自の制度です。
令和4年度より、本学独自の奨学・授業料等減免制度が改正されました。詳細は以下を参照してください。

給付型奨学金《返還義務なし》

(1) 福岡大学課外活動給費奨学金

※令和4年度に福岡大学給費奨学金(二号)から名称変更された制度です。

課外教育活動において、極めて特異な能力を有し、かつ、優れた業績を示した者を育成する制度です。(学友会活動・授業の一環で取得した資格試験を除く)

対象学年

全学年

募集時期

12月

採用予定人数

10人程度

給付額

最高20万円(活動内容、実績により決定)

(2) 福岡大学未来サポート募金給費奨学金

修学の意思および能力を有しながら経済的理由により学生生活に支障をきたすおそれのある者を支援する制度です。

出願資格
  • 学部に在籍する者
  • 出願の1年以内に、家計支持者の失職、死亡その他の事由により家計が急変し、修学が困難になった者
募集時期

5月と11月予定

募集人数

10人程度

給付額

30万円

(3) 福岡大学利子補給奨学金

※令和3年度以前入学生の在籍期間内まで適用。令和4年度以降入学生は募集停止

修学に意欲があり学業を確実に修了できる者で、経済的理由により就学が困難なため、本学が提携する教育ローンを利用している者の利子補給として、給付する奨学金です。

募集時期

12月下旬

募集人数

100人程度

給付額

医学部医学科を除く学部学科:5万円以内
医学部医学科:10万円以内

貸与型奨学金《返還義務あり》

(1) 福岡大学奨学金

※令和3年度以前入学生の修業年限内(休学期間を含む)まで適用。令和4年度以降入学生は募集停止

修学の意思および能力を有しながら、経済的理由で学生生活に支障をきたすおそれのある者を支援する制度です。卒業後10年以内で返還しなければなりません。毎年出願が必要です。

対象学年

全学年

募集時期

4月上旬

募集人数

125人程度

貸与額

64万円

※福岡大学奨学金定型約款はこちらを参照してください。

(2) 福岡大学奨学金(緊急貸与)

※令和3年度以前入学生の修業年限内(休学期間を含む)まで適用。令和4年度以降入学生は募集停止

定期の採用時以外でも主たる家計支持者の失職、死亡その他の理由によって家計が急変し修学が困難になった場合は、願い出により緊急に奨学金の貸与を受けることができます。
まずは、学生課奨学金係までご相談ください。

(3) 福岡大学有信会奨学金

修学の意思および能力を有しながら、経済的理由で学生生活に支障をきたすおそれのある者を支援する制度です。卒業後10年以内で返還しなければなりません。

対象学年

標準修業年限内の最終学年次生(医学部・薬学部生は6年次生、その他の学部は4年次生)

募集時期

4月上旬~5月中旬

募集人数

50人程度

貸与額

50万円

※福岡大学有信会奨学金定型約款はこちらを参照してください。

授業料等減免制度

(1) 緊急給付型経済支援による授業料等減免

主たる家計支持者の死亡、失職、減収、疾病、災害、その他やむを得ない事情により、過去1年以内に家計が急変し、修学の継続が困難となった者を支援する制度です。

募集時期

5月、11月(予定)

減免額

原則として前期または後期の授業料および教育充実費の範囲内(最大100万円)

(2) 大規模災害及び感染症拡大の影響による授業料等減免

大規模災害または感染症の拡大の影響等により、家計が急変したと認められ、かつ、修学の継続が困難となった者を支援する制度です。

募集時期

災害発生時

減免額

原則として前期または後期の授業料および教育充実費の範囲内(最大100万円)

入試成績優秀者奨学金「FUスカラシップ」

本制度は、入試成績優秀者に対する奨学制度で、対象入試の成績により採用候補者を選考し、入学した採用候補者を「FUスカラシップ生」として採用します。FUスカラシップ生は、最長4年間(医学部医学科・薬学部は最長6年間)授業料の半額を免除します。

商学部第二部奨学金

商学部第二部入学者のうち10人に入学申込金・授業料・教育充実費相当額を奨学金として給付する制度です(返済不要)。商学部第二部の一般入試(後期日程除く)合格者を対象に入試成績等により選考され、入学前に採用が決定されます。2年次以降は、前年度の学業成績等により毎年選考が行われ、新規採用・継続受給者が決定されます。

学外奨学金

地方公共団体や民間団体による奨学制度があります。内容は、日本学生支援機構に準じたものが多く、大学を経由して申し込むものと、本人が直接申し込むものがあります。支給額は団体によって異なります。各団体からの募集の案内は、FUポータルサイト「お知らせ」で行っています。

日本政策金融公庫「国の教育ローン」

本学に入学・在学する学生の保護者の方は、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」を申し込むことができます。国の教育ローンは政府系金融機関である日本政策金融公庫が取り扱いをしている教育ローンです。
詳細は下記のウェブサイトまたは学生課奨学金窓口で配付しているパンフレットを参照してください。

※大学院生および法科大学院生も対象となります。

学費サポートプラン(提携教育ローン)

本学と株式会社オリエントコーポレーション(以下オリコ)が提携した教育ローンです。この学費サポートプランは、授業料等の学費等納入金をオリコが学費負担者に代わって本学に立て替え払いをし、学費負担者がオリコに毎月分割で返済する制度です。
詳細は下記のウェブサイトまたは学生課奨学金窓口で配付しているパンフレットを参照してください。

※大学院生および法科大学院生も対象となります。 ※新入生の入学申込金および前期分の学費等納入金は対象外となります。
(ただし、医学部医学科入学予定者については、入学申込金を除く前期分の学費等納入金を対象とします)

少額緊急貸付制度

緊急(大学が「緊急」と認めた場合に限る)に経済的な援助を必要とする場合に少額を無利子で貸し付ける制度です。例えば、就職活動、急病その他不測の事態により当座の出費に窮迫した場合などに、1口5千円、最高6口3万円まで貸し付けを受けることができます。貸付金の返済期限は借受日の翌日から3カ月以内で、申し込みには保護者の承諾が必要です。受付は学生課(商学部第二部は商学部第二部事務課)で行っています。

Q&A(よくある質問)

奨学金の募集はいつありますか?

在学募集(大学に入学してから申請を行う)は、4月に申請を受け付ける定期採用と、家計が急変(生計維持者の死亡、会社の都合による失職等)した場合に申請を受け付ける給付奨学金(家計急変採用)、貸与奨学金(緊急・応急採用)があります。
定期募集は、例年4月始めに行っています。詳細は、3月の成績発表時期にFUポータルでお知らせしますので、見落としのないようにお願いします。ただし、新入生の皆さんへは入学予定者に対して送付する『新入生スタートダッシュブック』(入学式の日程、入学後のスケジュール)の中でお知らせします。
家計急変の場合は随時受け付けています。学生課の奨学金窓口にご相談下さい。

採用された場合、奨学金はいつから貸与されますか?
日本学生支援機構奨学金(給付・貸与)
定期募集(4月)で採用された場合は、6月から振込みが開始されます。
福岡大学奨学金(貸与)
定期募集(4月)で採用された場合は、9月に一括で貸与(振込み)されます。
福岡大学有信会奨学金(貸与)
定期募集(4月~5月)で採用された場合は、7月に一括で貸与(振込み)されます。
日本学生支援機構奨学金の予約採用について教えてください。

日本学生支援機構の奨学金は、高校3年生の時点で申請することができます。申請や面接、採用候補決定通知の受取りなどは、すべて高校の事務室が取り扱っていますので、詳しくは在学している高校の事務、担任、奨学金担当教諭にお尋ねください。3年生に進級された時点ですぐに問い合わせることをお薦めします。
既に採用候補決定通知を受取っている方は、大学の指定する日時・場所(『新入生スタートダッシュブック』を参照)へ忘れないように提出してください。予約採用の場合、早ければ5月から奨学金を受給できるようになります。

日本学生支援機構奨学金の貸与月額の変更はできますか?

学生生活上継続して必要が生じた場合に月額の変更ができます。ただし、短期間に増・減額を繰り返すことなどは認められません。
「奨学金貸与月額変更願(届)」は学生課にありますので、希望する方は申し出てください。

奨学金を途中で止めることはできますか?

奨学金の必要がなくなった時点で、止める(辞退といいます)ことができます。「異動願(届)」の提出が必要のため、希望する方は学生課奨学金係に申し出てください。ただし、時期によっては、辞退をご遠慮いただくこともあります。なお、日本学生支援機構給付奨学金(修学支援新制度)は辞退することができません。
辞退後、引き続き在学し返還を猶予したい場合は「在学届」が必要です。この「在学届」は、日本学生支援機構が定めたもので、大学が発行するものではありません。ご注意ください。
また、除籍、退学により離籍する場合も「異動願(届)」の提出が必要のため申し出てください。

休学するのですが奨学金はどのようになりますか?
休学中は、奨学金を受給できません。学生課で奨学金休止手続きを「異動願(届)」により行ってください。復学された際には、あらためて「復活の異動願(届)」により奨学金復活の手続きが必要です。
返還はどのようにすればよいのでしょうか?
日本学生支援機構奨学金(貸与)
返還誓約書を提出し、卒業後20年以内(借用額によって異なります)に口座振替(リレー口座)により返還してください。
福岡大学奨学金(貸与)
卒業後10年以内に返還しなければなりません。卒業した年の11月から返還が始まります。毎年、11月中旬に返還通知と振込用紙を送付します。毎年の返還額(年賦額)は、借用総額の10分の1です。例えば、借用総額が256万円であれば、年賦額は25万6千円です。
福岡大学有信会奨学金(貸与)
卒業後10年以内に返還しなければなりません。卒業した年の11月から返還が始まります。毎年、11月中旬に返還通知と振込用紙を送付します。毎年の返還額(年賦額)は、借用総額の10分の1で5万円になります。

※どちらの奨学金も、返還金が後輩の奨学金としてまかなわれます。返還が滞った場合は、遅延損害金を徴収され、法的措置をとられることもありますので、十分注意してください。

返還期限の猶予はできるのでしょうか?
日本学生支援機構奨学金(貸与)
日本学生支援機構にお問い合わせください。
在学中は、スカラネット・パーソナルから提出できます。
福岡大学奨学金(貸与)
福岡大学有信会奨学金(貸与)
どちらの奨学金も、大学院等に進学した場合、災害または傷害疾病により返還が困難な場合には、申し出により返還期限を猶予することがあります。
誓約通りの返還が困難になった場合は、日本学生支援機構奨学金の場合は日本学生支援機構へ、福岡大学奨学金の場合は福岡大学へ必ず連絡をしてください。放置すると延滞金を徴収され、法的措置をとられることもありますので、十分注意してください。