第58次南極観測隊員・林福岡大教授が学生らに活動報告

参加者に「南極の氷」をプレゼント

6月12日(月)16時30分から、福岡大学中央図書館1階多目的ホールで福岡大学理学部講演会を行います。当日は、「南極で見てきたもの-第58次南極地域観測隊の観測と旅」と題し、本学林政彦理学部地球圏科学科教授(1990年11月から1992年3月まで第32次、1996年11月から1998年3月まで第38次、今回は2016年11月末から約4カ月間、第58次日本南極地域観測隊として3度目の南極での活動)が講演を行います。

林教授は、「地球大気のしくみの解明」を研究目的とし、特に大気中に浮遊している微粒子(エアロゾル)をはじめ、大気中に含まれるさまざまな成分と地球大気との関係を調べています。今回は、オーストラリアの西海岸フリーマントルで南極観測船「しらせ」に乗船し、船上観測をしながら20日後に南極大陸に上陸。南極大陸上での45日間の野外活動では、他の観測隊員らと協力して無人飛行機(カイトプレーン)を用いた大気微粒子観測、大気放射・降雪・雪面観測などを実施し、南極大陸上の大気、氷床、海洋と生物の相互作用が環境に及ぼす影響を調査しました。

今回の講演会では、壮大で美しくも厳しい南極の大自然、現在の南極観測事業の主要な研究テーマ、日本の南極観測隊の姿、そして林教授が取り組んできた無人航空機観測の様子など、スライド等の映像を中心に、リアルにお話ししていただく予定です。

また、参加された方には、南極の1万年を超える自然が詰まった「南極氷山氷」を味わっていただく予定です。

  • 【日時】
    6月12日(月) 16:30~
  • 【場所】
    中央図書館1階多目的ホール ※キャンパスマップはこちら
  • 【対象】
    教職員・学生
    ※参加費無料・事前予約不要
  • 【主催】
    福岡大学理学部
【お問い合わせ先】
 
福岡大学 広報課
 電話:092-871-6631(代)(内線:4630)FAX:092-864-9415