福岡大学 大学案内2018
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技術者に必要な専門性やチームワークは授業や実験、研究室で培った京セラ株式会社で、レシートなどに印字・印画出力するサーマルプリントヘッドという部品の開発製造などに携わる深見さん。子どもの頃から電気で動くモノに興味があり、迷わず工学部に進んだとか。技術者として働く中で学生時代の授業や研究、先生の言葉をよく思い出し、特に電気や化学の基礎実験で学んだことが役に立っているそうです。大学院では実験と研究を重ね、トライアル・アンド・エラーによって問題解決の切り口をたくさん得ました。「結果を決めつけず、多くのことを試してみて、失敗してもそれを糧にすると、技術者になった時に生きてくる」と、深見さんは言います。「現象は全て物理学で解ける」という西嶋喜代人先生の言葉が印象に残っているそうで、先生からは電気のように目に見えないものを人に説明する力や多面的にモノを見る力の必要性を教わりました。研究室での実験は一人ではできず、仲間と協力する大切さも感じました。仕事は営業や製造現場のスタッフとチームを組んで行うため、「チームワークやコミュニケーション力を身に付けるためにも、多くの人と交流することが大事」とのこと。チームで検討を繰り返し、要望通りの製品ができ、取引先から満面の笑みで「これが欲しかった」と固く握手された時は本当にうれしかったと話してくれました。より高品質な製品の改良と安定供給に取り組む深見さん。大学で基礎をしっかり学んだことが、応用力を必要とする今の仕事での活躍に結び付いています。MY BEST CHOICE子どもの頃から電気製品やモノづくりに関心が高く、家に届いたエアコンの取付工事を観察したり、ミシンを分解して組み立てたりしていました。小学校の卒業文集には「必ず技術者になる」と書いたほどです。幼少期の探求心が今につながる将来の夢西嶋先生の電力研究室に入り、配電用開閉器に封入されている「合成ゼオライト吸着剤」に関する実験と研究漬けの日々。真空装置を使った実験やプログラミングの知識、研究室仲間とのチームワークが仕事に生きています。大学院では実験と研究の毎日研究室1・2年次は基礎科目が中心でしたが、「技術者に必要だから教わるのだ」と、いつも一番前の席に座って授業を受けていました。今でも現場で「これはあの授業で習った」と思い出すことがあります。基礎的な勉強をおろそかにしない授業BEST CHOICE 2018012京セラ株式会社 プリンティングデバイス1事業部 製造部 管理技術課深見 晃宏工学部 電気工学科 1998年卒業工学研究科 電気工学専攻 博士課程前期 2000年修了さん

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