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「学び」へのステップ 大学から始める『言葉の力』育成プログラム
基礎編④(4月28日)を実施いたしました。

2015.05.21



  2015年度コトチカ基礎編の第四回を実施しました。四回目のテーマは「チーム(グループ)としての活動に必要なもの/こと」でした。“人は一人では生きていけない”というセリフを耳にしますが、部活動やサークル活動はもちろん、チームやグループで取り組む活動がこれからの生活でますます増えてくることと思います。チーム活動においては、一人では味わえない喜びが得られる一方で、複数の人が集まることによる摩擦も生じることでしょう。今回のコトチカでは、チーム(グループ)活動を充実させることを考えてもらうために、このテーマを設定しました。このテーマへの答えとして受講生たちが考えた意見をいくつか書き出してみます。

1. 他人を考えて行動すること
2. 認めること
3. ふさわしきキャプテン
4. 一人一人が発言し伝えること
5. 自分の意見が言える環境

“周囲の人たちを理解する”という意見とともに、“自分の意見を伝える”という意見も複数の人が挙げてくれました。これらの中から印象的なものを選んで講評してみましょう。3グループで行われたディスカッションのファシグラ(「ファシリテーション・グラフィック」の略称で、こうした板書のこと)です。


※写真は、クリックすると拡大します

 主張は「認めること」で、その根拠は「①皆考えが違う」「②知識が増える」となっています。主張がやや抽象的ですが、質疑応答を進めることで、「意見を出し合える環境をつくる」へと議論が展開していました。また、根拠は2つと少なめでしたが、根拠①は消極的側面から、根拠②は積極的側面から提示されており、多角的に捉えられています。加えて、右上に「衣装制作」とあり、今回のテーマは、自分の体験を思い起こすことで、より具体的な説明が可能になり、議論が豊かになったのではないかと思います。

 さて、コトチカの学習には、グループでのプレゼンと質疑応答があり、その際、グループで学習するためのノウハウを学びました。学んだ内容をふり返って、これから増えていくであろうチーム(グループ)の活動にぜひ活かしてください。

特別講師:實渊洋次

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