「2012学生チャレンジプロジェクト成果報告会」を開催しました
 
 平成24年12月10日(月)午後6時10分から中央図書館1階多目的ホールにおいて「2012学生チャレンジプロジェクト成果報告会」を開催し、本年度採択された3つのプロジェクトメンバーが、6ヶ月に及ぶ活動の成果を発表しました。各プロジェクトの報告内容は以下のとおりです。

 
福大生のための防災対策 ~福大から地域へ広めよう~ 
 
 「福大生の身近な場所」という観点から、「大学の防災対策」を取り上げた。本学における災害発生時の対応、安否確認の方法、避難場所、避難経路などについて、関係部署でヒアリング調査を行ったが、まだまだ対策を講じていく必要があることが分かった。防災対策の構築には、多くの時間が必要となる。しかし地震などはいつ起こるかわからないので、日頃の備えや対策が急務であると感じた。防災について改めて考える良い機会になったことは大きな成果だと思う。また、私たち学生の考えも大学側へ伝えられたことも成果の一つとなった。
 「防災意識向上のためのワークショップ」では、東日本大震災、阪神・淡路大震災の経験者のお話から学ぶべきことが多く、福岡でどのように生かしていくかというヒントを数多く発見することができた。防災対策では耐震施設の充実などのハード面はもちろん、人々の防災に対する意識などのソフト面も重要である。一人ひとりの防災だけでは限度があるため、地域とも密接な連携を築き上げていかなければならない。今回のワークショップでは福大生をはじめ他大学生、福大周辺地域の方々、福大教職員と多くの方に参加していただいた。福岡県庁、福岡市役所、城南区役所からも参加していただき、私たち福大生だけではなく福岡全体で「防災」について考えるきっかけとなったことも大きな成果としてあげられる。
 今回のプロジェクトは、多くの人々とのつながりを生かし、福岡大学を始めとして福岡全体で、防災対策に力を入れて、意識を高めていくきっかけにすることができたと思う。



キャンパスライフを豊かにするアプリケーション
 
 昨年度まで配信していたFUナビはAndroid版のみの配信であったため、iOS版(iPhone版)でのFUナビ配信を目指し、より多くの学生に利用してもらうことを目指した。その結果、Android版、iOS版(iPhone版)両方のアプリケーション作成に成功した。1つの言語プラグラムで、2つのOSに対応させる技術を使い、広く学生に使ってもらえるアプリケーションを作成することができたことは大きな成果である。通常、Android版とiOS版のアプリケーションを配信する場合、それぞれjava(Android版で使用)とObjective-C(iOS版で使用)という別々の言語で作成する手法が一般的であるが、今回はjavascript(2つの言語に対応可能)という言語を用いることで1つの言語に集約することができた。具体的なアプリの成果として、webとリンクすることで、最新の情報を常に閲覧できるようになったことがあげられる。例えば、前回のFUナビでは、駅時刻表や大学周辺地図は開発者が作成したデータを使用していたため、開発者が更新をしなければいつまでも古いままであった。今回はその問題点を解決し、急な災害などによる情報更新も自動で行い、最新情報を利用者に提供できるアプリケーションを考えた。
 今後、広く学生に情宣し、この新たなアプリケーションを一人でも多くの福大生に利用してもらうことを願っている。



家で作りやすい日中人気料理のレシピを編集する
 
 まず、人気の高い日中料理を調査するため、本学学生を対象に「日中人気料理に関するアンケート」を実施した。このアンケートの集計結果を基に、日中で人気の高い料理を選んだ。選抜した日中料理の調理方法について、日中両国の料理人への質問、料理本やインターネットでの調査などを通じて、自分たちが作ろうとするレシピに生かすべき点を探した。また、何度も試作と試食を繰り返し、最終的に家で作りやすい人気日中料理のレシピを編集した。留学生の視点から、日中両国の食文化を体験し、異文化への理解を深めることができた。




●第1回学生チャレンジプロジェクト報告書
●第2回学生チャレンジプロジェクト報告書
●第3回学生チャレンジプロジェクト報告書
●第4回学生チャレンジプロジェクト報告書
●第5回学生チャレンジプロジェクト報告書
●第6回学生チャレンジプロジェクト報告書


学生チャレンジプロジェクト