理学部応用数学科「先輩と語る-大学と社会-」を開催しました。
 
 平成24年11月17日(土)に、応用数学科主催「先輩と語る-大学と社会-」を、同学科卒業生の友添正義氏、山本弦氏、稲富泰介氏、太田竜一氏をお招きし開催しました。
 まず始めに、情報企業に長年勤務されている友添氏から、就職活動は早く開始し、自己分析は必ずやること、自分が活躍できる場があるのかどうか考えることなど就職活動に関するアドバイスがありました。情報企業志望の場合は分野を絞ることも必要で、また面接では特にコミュニケーション能力を見ているとのお話でした。
 次に、教育庁に所属の山本氏からは、教育現場では、数学の力、授業の上手さ、さらに人間として魅力のある人を求めているとのお話がありました。教育に情熱を持って、子供達のために、自分を向上させるべく努力をしてほしい、日本の教育を担っているという高い意識を持った教員になってほしいとのメッセージをいただきました。
 現在、外資系金融機関に勤務の稲富氏は、志望の職に就かれた後、さらに新たな可能性を求めたいとの思いから、現職に至っていることについてお話をされました。「働く」とはどういうことか、自分がどういう人間か把握することから始めて、自分に適する仕事を得てほしい。理想に向かって進んでほしいと話されました。
 中学教諭の太田氏は、中学校での講師経験が教員採用試験だけでなく採用後にも経験として生かされていること、また、先輩教師の方々ともコミュニケーションを取りながら、教師として成長したいとの思いも話されました。教員を目指す学生に向けて、なぜ、教師になりたいのかもう一度考えてほしいとのアドバイスがありました。
 講演会終了後、講演者と学生、学科の教員を交えて懇談会を行いました。和やかな雰囲気で交流が行われました。先輩と直接会話することで、さらに将来への思いが深まったようです。
 


 
参加する前は“就職活動”に対して漠然としていましたが、今何をすべきか学ぶことができました。  

今回の講演を聴いて私には自己分析がまだまだ足りないと思いました。そして、先輩達の話を聴いて、それぞれの方が自分に自信を持たれていると強く感じました。  
懇親会では、先輩方と個人的に話すことができ、さらに深い話や先輩方の体験談やアドバイスを聞けて良かったです。  
就職することがゴールでなく、その後その職場で働く時にどのような目標を持って働くかということが大事だと分かりました。    

講師のプロフィール
友添 正義
(ともぞえ まさよし)

1981年3月 応用数学科卒業
(株)三岩エンジニアリング 勤務

山本 弦
(やまもと ゆづる)

1989年3月 応用数学科卒業
山口県教育庁 勤務

稲富 泰介
(いなとみ たいすけ)

2006年3月 応用数学科卒業
外資系金融機関 勤務

太田 竜一
(おおた りゅういち)

2009年3月 応用数学科卒業
福岡市立中学校 教諭


理学部応用数学科ホームページ FSP 3-2 先輩と語る