ステップアッププログラム

工学部電子情報工学科「先輩と語る―大学と社会―」(第1回)を開催しました。

 

 平成22年5月21日(金)、福岡在住の同窓会役員4人の方を講師に迎え、工学部電子情報工学科主催平成22年度「先輩と語る―大学と社会―」(第1回)を1121教室において開催しました。

 事前アンケートでは、学生から先輩方にお聞きしたいこととして、将来に対する不安や疑問が多く寄せられていました。これを踏まえ、先輩方からは、電子情報工学科の同窓会「福大電子会」の紹介と併せて、学生の不安や疑問に対するアドバイスと励ましをお話しいただきました。特に、卒業生ならではの具体的なアドバイスが学生には分かりやすかったようです。例えば、コミュニケーション力の向上については、「色々な人と付き合って、自分の考えをきちんと相手に伝えることにより自分自身を鍛え、コミュニケーション能力を高めよ」とのアドバイスがありました。また、プロ意識についても、(ちょうど手元にあったチョークを手にとって)チョークを買ってくるように頼まれたときに、もし所望のチョークが手に入らなかったらどうするかといった現実にいかにも起こりそうな事態について、想像力を駆り立てて予測をし、依頼者の期待通りの結果を出すことがプロ意識であり、依頼者の信頼につながるとのお話がありました。
 講演後に参加学生が提出した感想レポートから、入学の動機を再確認して将来の夢を早く具体化することの必要性、夢を実現するために大学時代に身につけておきたいこと、大学生活を有意義に過ごすための具体的な方法とアイデア、友人の大切さが大変印象に残ったという声が寄せられました。また、同窓会設立の苦労話は、先輩方の行動力と同窓生の絆の強さとして学生の目には映ったようです。先輩方のお話しがいずれも非常に具体的だったので、学生の不安と疑問の多くが解消したのではないかと思います。

 講演後は、先輩方と参加学生との懇談の時間を設けました。40人程度の学生が教室に残り、更に先輩方からの激励を受け、大変充実した時間を過ごすことができました。

 

 

 

 

 

 

 

講師のプロフィール

鳥飼 計 (とりかい はかる)

(相談役、1回生、昭和45年卒業)
 元(株)サンシステムズ取締役福岡支店長

田中 基繼 (たなか もとつぐ)
(相談役、1回生、昭和45年卒業)
 元新生テクノス(株)九州支店 業務課長
白石 君男 (しらいし きみお)

(副会長、6回生、昭和50年卒業)
 九州大学大学院芸術工学研究院 教授

高武 秀樹 (こうたけ ひでき)

(庶務、7回生、昭和51年卒業)
 NHK福岡放送局技術部 送受信技術 専任エンジニア

 


工学部電子情報工学科ホームページ FSP 3-2 先輩と語る