今年はどんな年?現代の世相を高校生が見事に表現、「第12回全国高校生川柳コンクール」結果発表

20161206-1.jpg

「第12回(平成28年度)全国高校生川柳コンクール」の入選作品が決定しました。入選は金賞[福岡大学長賞]、銀賞、銅賞、全日本川柳協会賞[特別賞]、西日本新聞社賞[特別賞]、入賞(45作品)の全50作品と、学校賞[特別賞]3校です。

このコンクールは、活字離れが進む若い世代にわが国固有の短詩系文学・川柳に親しんでもらい、文化振興の一助を図ることを目的に平成17年から毎年開催しています。

――――――――――――――――

  • 【金賞[福岡大学長賞]】
    「LINE鳴る 既読付けるか 心理戦」
    茨城県 つくば開成高等学校 3年 三浦 悠希 さん

    作品評価(西日本新聞社・助清文昭氏)

    SNSは人と人とのコミュニケーションを様変わりさせた。今や不可欠なツールであるLINEは、既読を付けるか付けないかの選択でさえ相手へのメッセージとなる。だからこそ、既読を付けない自分に後ろめたさや申し訳なさを覚える。人と会う場合であれ、スマホでやりとりする場合であれ、他者とのつながりには悩みがつきまとうことを「心理戦」の一言で見事に表現している。
     
  • 【銀賞】
    「姉帰省 家族みんなの 箸そろう」
    長崎県 純心女子高等学校 1年 森内 美帆 さん
     
  • 【銅賞】
    「あたり前 じゃないと知った 震災後」
    福岡県 福岡大学附属若葉高等学校 3年 清水 彩音  さん

――――――――――――――――

その他にも授業、夏休みの課題、受験、部活動、SNS、友人・家族・地域とのつながりなど、「今どきの高校生」の日常が垣間見えるものから、18歳選挙、ポケモンGO、リオ五輪など高校生の視点で「今年のニュース」を表現した作品まで多彩な作品が入賞しています。

以下の特設サイトで詳細を見ることができます。高校生の力作をぜひご覧ください。

20161206-2.png

特設サイトはこちら