〔学生取材コラム〕―フランス語スピーチコンテストで優勝―

平成26年5月31日(土)に開催された第16回ボルドー・アキテーヌ福岡・九州姉妹都市フランス語スピーチコンテスト(九州のフランス語中級・上級者を対象)で、前田桜子さん(人文学部フランス語学科4年次生)が見事優勝しました。本学からは前田さんを含めて3人が出場し、堀紘子さん(同4年次生)と力丸鈴さん(同3年次生)はパルチシパシオン賞を受賞しました。

優勝者には副賞として、一カ月間のボルドー市でのフランス語学研修や奨学金などが贈られました。前田さんは親善大使に任命され、ボルドー市のアラン・ジュッペ市長などに福岡市からのメッセージを伝えることになっています。

学生広報サポーター(登録者)が、前田さんにフランス語の魅力や大会の様子などについて取材しました。

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前田さんとフランスとの出会いは、フランス語学科にあった。そこで、フランス語を学習していくにつれ、フランス語の響きや音の美しさに感銘を受け、普通に話す言葉でも、まるで音楽のように聞こえてくるような芸術性を感じた。それ以外にも、映画や音楽、文学に触れていくことでますますフランスという芸術の深みに取り込まれていった。

しかし、2年次生の時に行ったフランスは、自身が想像していたフランスとは大きく違うものだった。そこは、自由で個人主義というよりも、自分勝手な人々としか思えない光景が広がり、廃棄物の散乱する街だった。それでも、前田さんにとっては、それが逆に興味を引き寄せられるキッカケになった。

フランス語スピーチコンテストに出場することになって一カ月の期間、学科の科目にあるフランス人のネーティブの先生との個人レッスンや、言語教育研究センター主催のフランス人の先生との会話、キャンパスでのフランス人の友人との交流を生かし練習を繰り返した。そこでは、発音の仕方を含め何から何まで全て直された。悔しいと思いながらも限界を決めつけず、練習を繰り返すことでまだまだ上達できると上昇志向で練習をした。

コンテストは、フランスのボルドー市に関連したテーマで5分~7分間でスピーチを行うもので、スピーチの後には、質疑応答もあった。参加者は11人いた。 和やかな雰囲気の中で大会は進行し、前田さんの出番が来た。そこには、緊張はなかったそうだ。

結果は、優勝。そもそも大会に出場してスピーチできるだけでよかったが、優勝するとは思わなかったみたいだ。この優勝が、前田さんのこれからの自信につながることは間違いないだろう。

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学生広報サポーター〔登録者〕(法学部経営法学科4年次生)取材

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