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平成26年度予算

平成26年度 学校法人福岡大学収支予算について

平成26年度予算編成方針

学校法人福岡大学の平成26年度予算は、去る3月25日開催の理事会および評議員会において承認され成立しました。

就学人口の減少や大学間競争の激化など、大学を取り巻く環境は一段と厳しくなっております。しかし、社会が激しく変化する今日、大学もその変化に柔軟に対応していかなければなりません。

平成26年度予算はそのような厳しい中においても、全人教育の推進を基盤とする教育、研究ならびに医療に関して、さらに発展・向上できるように充分配慮しています。また、重点課題であるキャンパス整備事業については、健全性が確保された資金計画の中で中長期施設整備計画に基づき予算編成しています。

その重点施策および内容は次のとおりです。

〔1〕重点施策および内容

(1)教育体制の整備・充実
1) 教育体制の整備
イ)やまなみ荘改修工事
ロ)文系センター棟西側エレベーター取替工事
ハ)舞鶴寮各階トイレ改修工事
2) 教育活動支援
イ)海外協定校への学生の派遣(合計25校116人)
ロ)グローバル人材育成推進事業費(5,200万円)
ハ)魅力ある学士課程教育支援(5,900万円)
ニ)大型機器の導入
a 教育装置の整備・充実(薬学部7,500万円)
b 教育基盤設備の整備・充実(理学部2,200万円・工学部700万円)
ホ)FDの推進、エンロールメント・マネジメントの充実
a FD活動推進経費(2,900万円)
b 福大生ステップアッププログラム経費(3,200万円)
(2)研究・情報体制の整備・充実
1) 研究活動支援
イ)基盤研究機関研究所の設置
a 先端分子医学研究所(4,000万円)
b てんかん分子病態研究所(4,000万円)
c 身体活動研究所(3,500万円)
d 膵島研究所(3,000万円)
e 福岡・東アジア・地域共生研究所(1,200万円)
f 光学医療研究所(700万円)
g 心臓・血管研究所(50万円)
ロ)産学官連携研究機関研究所の設置
a 資源循環・環境制御システム研究所他11研究所(3,800万円)
ハ)大型機器の導入
a 研究装置の整備・充実(医学部7,800万円)
b 研究設備の整備・充実(スポーツ科学部4,100万円・工学部3,400万円)
(3)医療・健康体制の整備・充実
1) 福岡大学病院
イ)施設の整備
a 西別館屋上非常用発電機取替工事
b 病院全館PHS交換設備更新工事
ロ)大型機器の整備
2) 筑紫病院
イ)施設の整備
a 新病院新築工事(立体駐車場を含む)
(4)社会貢献の整備・充実
1) 地域連携推進体制の整備
2) 産学官連携における知的資源・知的財産の活用
3) 環境に関する社会貢献
4) 生涯学習事業の積極的展開
5) 予防医学・医療活動の充実
6) 学び直しニーズへの対応
7) 障がい者雇用に係る体制の整備
(5)経営基盤の強化
1) 中長期の資金計画策定と予算編成方法の見直し
2) 収益事業等の推進
イ)テナント等の充実、拡大
ロ)やまなみ荘の集客方策検討
ハ)業務委託の改善
3) 医療における収支の改善
4) 外部資金獲得事業の推進
イ)競争的資金(文部科学省の教育支援事業、科学研究費補助金等)の獲得
5) 寄付金の募集
イ)広報活動の充実強化
ロ)恒常的募金の拡大

これらの基本原則をもとに具体的施策を予算化したものが資金収支予算書および消費収支予算書です。

〔2〕資金収支予算の概要

資金収支予算は、教育、研究、医療活動等による当該会計年度の諸活動に対応するすべての収入および支出の内容ならびに当該会計年度における支払資金の収入および支出のてん末を明らかにするために行うものです。

平成26年度学校法人福岡大学の資金収支予算の合計は、1,060億5,000万円で対前年度予算比31億7,100万円(2.9%)の財政規模縮小予算となっています。

(1)収入全般について

収入においては、福岡大学病院・筑紫病院における入院患者数や診療単価の増加により医療収入で19億6,300万円の増加を見込んでいます。その一方で、税金等の預り金の減少によりその他の収入で15億7,400万円の減少を見込んでいます。

(2)支出全般について

支出においては、①福岡大学病院・筑紫病院の職員数の増加により人件費支出で10億1,300万円の増加、②福岡大学病院・筑紫病院に係る医療経費の増加により教育研究経費支出で14億3,600万円の増加を見込んでいます。しかしながら、①新規施設の建設費等の減少により施設関係支出で13億5,600万円の減少、②筑紫病院新病院完成に伴う機械器具の購入の減少により設備関係支出で11億5,400万円の減少、さらに③筑紫病院に係る前期末未払金支出の減少によりその他の支出で34億4,200万円の減少等が見込まれます。

〔3〕消費収支予算の概要

消費収支予算は、当該会計年度の消費収入と消費支出の内容および均衡の状態を明らかにするために行うものです。

平成26年度の帰属収入は、738億1,000万円で対前年度予算比18億7,200万円(2.6%)の増加を見込んでいます。これから基本金組入額40億7,200万円(対前年度予算比11億3,000万円減少)を控除した697億3,800万円が消費支出に充当可能な消費収入であり、これは対前年度予算比30億300万円の増加となります。

一方、消費支出は733億3,800万円であり、対前年度予算比4億3,600万円(0.6%)の減少となり、消費収入と比較すると36億円の消費支出超過となっています。これは前年度予算と比べて34億3,800万円の減少となります。

次に帰属収入と消費支出の増減を前年度予算と対比して個別にとらえると、福岡大学病院・筑紫病院における入院患者数や診療単価の増加により医療収入で19億6,300万円の増加を見込み、帰属収入合計は対前年度比18億7,200万円(2.6%)の増加となっています。

一方、福岡大学病院・筑紫病院の職員数の増加により人件費で10億8,100万円の増加、福岡大学病院・筑紫病院に係る医療経費の増加により教育研究経費で10億9,600万円の増加を見込んでいます。しかしながら、今年度は、資産処分差額の計上がなく、これによって消費支出合計は対前年度予算比4億3,600万円(0.6%)の減少となっています。

これらの帰属収入および消費収入と消費支出を対比してみると、医療収入等の増加により帰属収入は増加しました。また、基本金組入額が減少したために消費収入も増加しました。その一方で、消費支出は人件費および教育研究経費の増加より資産処分差額の減少が上回ったことにより減少しています。その結果として、当年度消費支出超過額は36億円となっています。これは、前年度予算より34億3,800万円改善しています。なお、前年度予算の特殊要因である資産処分差額を除いて比較すれば、8億9,500万円の改善にとどまっています。

平成26年度収支予算は、前年度に引き続き消費支出超過を予測した予算となっています。長期的に消費支出超過の状況であれば、教育研究の永続性が担保できないということも考えられます。

今後の予算編成においては膨張傾向に歯止めをかけ、これをより効率性が高いものとするため、スクラップアンドビルドを基本原則とし、配分調整を進めていくことが必要であると考えております。折しも、平成25年12月開催の大学協議会で自己点検・評価を毎年行うことが承認され、平成27年度は大学基準協会による認証評価受審が予定されています。認証評価も第2サイクルに入り、内部質保証システムの有効性に着目した評価システムに移行していると聞き及んでいます。事業実施に際し、学校法人自らが社会に対する説明責任を負うということを強烈に自覚していかなければならないと考えています。

皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いします。