〔学生取材コラム〕第56回学術文化祭ー「華」開くー

学術文化部会主催「第56回福岡大学学術文化祭」が、6月22日(月)から26日(金)まで本学キャンパスで開催されます。この学術文化祭は、本学所属の文化系団体(公認サークル)に所属する学生約1,600人が、日ごろの練習・稽古の成果を地域の皆さまに向けて発信する年間最大行事です。

その最大行事を取りまとめる学術文化部会幹事長の松尾修平さん(人文学部日本語日本文学科4年次生)に、学生広報サポーターの原口花恵さん(人文学部文化学科3年次生)が、学術文化祭や学術文化部会の魅力について、話を聞きました。

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挑戦することを恐れず、変化を受け入れ、何かをやり遂げる。それは学術文化部会において、学生が手にすることのできる重要な経験の一つだ。学術文化祭は、多種多様な各部の活動の特色や成果などを最大限に発揮できる場である。「学術文化部会の魅力を知ってもらい、学生がここまでできるということ、学生のエネルギーを感じてほしい」と松尾さんは語る。

今年のテーマは「華火」。一瞬の華やぎの後、すぐに消えてしまうが、見る人に「また見たい、名残惜しい」と思わせる花火になぞらえたもので、「華」という漢字を当てているのは、展示・発表、そして学術文化祭自体を華やかなものにしたい、との思いが込められている。

学術文化祭は主に、学生が普段行っている研究や活動成果を発表する「各部展示発表」、著名人(今年は島田洋七氏)を招いての「講演会」、フィナーレを飾る「音楽の夕べ」の3つの柱で構成されている。「音楽の夕べ」では、音楽系のサークルの発表や落語・能楽といった日本の伝統芸能を見ることができ、今年は演劇部も出演するとあって華やかさも一層である。

学生たちが何か一つのことに真摯に向き合っていく中で、一緒に何かを共有・達成し、運営や企画を自分たちの手で行うことによって人間的に成長していけるのも、サークル活動が盛んな福岡大学ならでは。「学生生活は4(または6)年間しかない。学術文化部会を選んだからには、楽しみ、良い経験をしてほしい。失敗を恐れず、何にでも挑戦していくことが大切」と語る松尾さんも、価値観の違う大勢を率いる中、自分が正しいのかどうか、組織のためになるのかを迷いながら思考し続け、さまざまなことに挑戦し、経験を経て自信につながっているという。

受け継いできた伝統を重んじ、継承しながらも固執せず新しい風を起こし、今までの体制を研ぎ澄ませながら前へ前へと進んでいく学術文化部会。ぜひ足を運んで、学生のエネルギーが「華」開く瞬間を目にしてほしい。

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インタビューを受けた学術文化部会幹事長の松尾さん

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学文祭を支える幹事会と常任幹事会のメンバー

【学生広報サポーター・原口 花恵(人文学部文化学科3年次生)】

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<関連リンク>

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