福岡大学学園通信 No58
32/44

地域医療支援病院として〝地域完結型医療〞の中核を担う地域の医療機関等と連携した「地域完結型医療」を目指し、2006年4月に開設。紹介患者さんの診療・入院予約、入院患者さんの退院・転院時の相談・支援、地域医療関係者への研修会等に取り組んでいる。福岡大学筑紫病院地域医療支援センター人の生命に寄り添い、病気の治療と予防に立ち向かう福大医療と医療人のレポートヒポクラテスの系譜地域の医療機関等と〝顔の見える関係〞を構築 福岡県筑紫野市にある福岡大学筑紫病院は、2006年4月に「地域医療支援センター」を開設、翌年4月には大学病院として全国で初めて「地域医療支援病院」の承認を受けるなど、地域医療活動に力を入れてきました。 地域医療支援病院制度は、患者さんにとって身近な地域で医療を受けられることが望ましいという観点から国によって創設されました。「大学病院は本来、高度な医療を提供する場ですが、それに加えて本病院は地域に根差して地域全体で患者さんを支えたいという強い思いで、〝地域完結型医療〞の中心的役割を担っています」と地域医療支援センター長の小林邦久先生は話します。センター看護師長の大畑千賀さんは「本センターは地域の窓口として、病院内外の方から医療・療養に関するあらゆる相談を受け付けています。また、地域の医療機関と連携を図るとともに、患者さんやご家族の思いに寄り添い、退院後の在宅医療の支援にも力を入れて医療情報〝地域完結型医療〞の中核を担う〝地域完結型医療〞の中核を担う大畑 千賀 さん地域医療支援センター看護師長小林 邦久 先生地域医療支援センター長内分泌・糖尿病内科教授山口 美和 さん副看護部長後藤 妙子 さん在宅支援室看護師長2012年度2013年度2014年度2015年度2016年度30002500200015001000500019642331238624184月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月3503002502001501005002061871921912001911871991771791922102069693104989999947599759611796187931921041919820099191991879419975177991797519296210117継続新規地域医療支援センターの支援件数支援件数の推移2016年度 月別支援件数1809

元のページ  ../index.html#32

このブックを見る