福岡大学学園通信 No58
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福岡大学創立記念日の5月21日、一般社団法人福岡大学同窓会有信会との共催で「福岡大学卒業生ホームカミングデー(卒業生の集い)」が開催され、約400人の出席がありました。ホームカミングデーは、卒業生との再会や新たな出会い、キャンパスとの触れ合いを図ることを目的に開催されており今回で15回目となります。当日は黒瀨秀樹副学長、川畑懿子有信会理事長の挨拶に続き、RKBラジオパーソナリティ・葉山さつきさんを聞き役に、漫画『クッキングパパ』の作者・うえやまとち氏による講演が行われました。「クッキングパパの世界観」をテーマに、主人公・荒岩一味の誕生にまつわる秘話や家庭料理の大切さなどに話が及び、握らないおにぎりとして最近話題の「おにぎらず」は、25年前から作っていたというエピソードも披露されるなど、興味深い話が披露されました。講演の後、学生を代表して森大地総務委員長(経済学部経済学科 4年次生)が「先輩方が切り開いた道を歩かせていただくことに感謝し、さらに精進してまいります」と挨拶。その後、マンドリンクラブによる演奏やメール・ハーモニー部の合唱、和太鼓同好会「こ鼓 ぶ舞 ざる猿」の演奏が行われ、会場は熱気に包まれました。続いて山口政俊学長からは、昭和24年に大学昇格を果たした際、当時の在学生の熱い思いを源泉とした活動によって図書を準備できたエピソードや、昨年4月の熊本地震の際、本学の学生たちが義援金や救援物資を募り、その行動に共感と支援の輪が広がった話が紹介されました。その後に行われたお楽しみ抽選会では、当選者の発表に参加者は一喜一憂するなど、大いに盛り上がりました。ホームカミングデー終了後には、総合体育館と中央図書館の見学ツアーも行われました。参加者たちは在学中とは大きく変わったキャンパス内を歩きながら、当時の面影を探し、あるいは懐かしい同僚や先輩、後輩との思い出話に花を咲かせ、来年の再会を誓う姿も見られました。今後ホームカミングデーは、毎年5月の第3日曜日もしくは第4日曜日に開催され、来年は5月20日に行われる予定です。学生生活時が流れても、変わらないものがある当時の面影を探し、旧交を温めた一日講演会や抽選会などで和やかなひとときホームカミングデー(  )福岡大学卒業生卒業生の集い

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